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応用化学科の「学位記交付式」(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 ここ2回ほど本学の学位記授与式(卒業式)について書いてきたのですが、もう一回だけこの3月18日のお話しを続けさせてください。学位記授与式は大学の全体としての行事でしたが、我々応用化学科ではその後にもうひとつ別の「卒業式」を実施しているのです。

 全体の学位記授与式では各学部の総代(代表者、くらいの意味ですね)が学位記をまとめてもらう形式です。学生の人数を考えるとこれは致し方のないことです。総代以外の学生一人一人への学位記の交付は普通は各研究室で行うのですが、応用化学科では学科でこの「一人一人への学位記の交付」を行うイベントを行いました。全体の式が午前中に終わるので、午後一番で応用化学科4年の卒業生、そして工学系研究科で応用化学科研究室に所属している(していた、ですかね)修士修了生に集まってもらい、私達教員も参加の上で学科の卒業式、つまり「学位記交付式」を実施したのでした。

 式次第は学科長の挨拶から始まって学位記の交付、一緒に学生証の回収と大学の同窓会からの記念品の配付、という順番を予定していましたが、今回は片桐教授が工学系研究科の学科長として2回目の大学全体の卒業式に出席する必要があったために、まず集合写真の撮影からスタートしたのでした。

Sotsuen_shiki

 やや変則的なスケジュールでしたが学科長の挨拶、卒業生と修了生一人一人への学位記の交付も無事に終了。ここで教務委員として私にも挨拶の時間をもらいました。

 私は、以下の様なお話しをさせてもらいました。

大学が終わってカリキュラムは終了、時間割もなくなります。

でも、これで皆さんの勉強が終わりになる訳ではありません。

皆さんは皆さん自身で自分のカリキュラムと時間割をつくって学修を続けてください。

これが教務委員会からの最後のお知らせです。

最後のセリフ、決まった!と思ったのですが、この後すぐに「同窓会(これは全学の同窓会ではなくて応用化学科独自の同窓会です)についてのお知らせ」がつづいたので、なんか変な感じになってしまいましたね。

 さて、学科での卒業式が終わると卒業生諸君も先生たちも各研究室に三々五々帰って行きます。名残惜しい時間ですが、しばらくすると卒業生たちの姿も消えて建物内がぐっと静かになりました。新学期が始まるまでの間、本学のキャンパスも少し寂しい時期に入りました。

江頭 靖幸

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