フレッシャーズゼミで実験をしよう!(江頭教授)
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「フレッシャーズゼミ」は本学全体で行われている一年生向けの授業です。本学固有の授業なのでしょうか、「フレッシャーズゼミ」で検索すると本学のサイトがヒットします。(私の環境のせいも知れませんが。)
大学に入ると「クラス」というものが無くなってしまい、学生諸君は時間ごとに授業の行われる教室を転々とすることになります。大学で自分の居場所ができるのは研究室に配属された後となります。これが通常の大学のスタイルなのですが、入学から数年の間、居場所の無い期間は大学生にとっていろいろな意味でリスクの多い期間でもあります。
そこで、本学ではアドバイザー制度を設けて新入生の時点からいわゆる「担任の先生」のような教員を一人一人の生徒に割り当てています。
フレッシャーゼミはいわばその「担任の先生」が受け持つホームルームの様な授業だ、と思ってください。とはいえ、ホームルームだけで毎週一コマ100分では時間がもったいない。ということでグループワークとポスター発表を行うようにしています。
グループワークのテーマは基本的には学生さんにお任せなのですが、応用化学科ではここ数年は(コロナの2020年は除いて)授業時間に空いている学生実験室を使ってなにか実験をすることを推奨しています。
さて、今年度も学生さんを2チームに分けてグループワークをスタート。テーマを話し合ってもらいました。
先生、カルメ焼きを作りたいんですけど。
カルメ焼きか。そう言えば私もこどもの頃に造ったことがあったなあ。ちゃんと膨らんだけどお玉にへばりついてしまったのが残念だったような。お玉の材質が問題だがはて、学生実験室にお玉なんかあったっけ。えっ、学生実験室?
いや、作っても良いけど学生実験室は止めてね。誰かの家に集まってキッチンを借りるとか…。
学生実験室は危険な物質や有毒な物質を扱う場所です。きちんと区分けすれば大丈夫、ではあるのですが万が一のこともあります。安全を考えれば学生実験室で食べ物を扱わない、ということをルールとして徹底するべきですよね。
さて、学生の皆さんはカルメ焼きにトライするでしょうか。それとも別の実験にするのでしょうか。
なお、私が学生だったころ、学生実験室で大型ビーカーとブンゼンバーナーでおでんを作って忘年会をしていたことは内緒です。
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