たのしい化学の実験(江頭教授)
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以前の記事で「化学に興味がある人でも自宅で化学実験ができるわけではない」という話を書きました。では大学の化学系の学科に入ればすぐに実験ができるのか、というとそれは別のお話。普通は学生実験で基礎技術を身につけるところからスタートするものです。
とはいえ、それでは味気ない。ということで本学応用化学科では新入生諸君の自分で実験を企画して実施してもらうチャンスを設けています。こちらの記事で説明している様にフレッシャーズゼミという授業ではグループワークとして自主企画実験を行い、その成果をポスター発表することになっているのです。
さて、前期の授業も折り返しを過ぎてグループワークもまとめを視野に頑張るところ。と言うわけで最近のフレッシャーズゼミの時間は多くのグループが学生実験室で各班の実験に取り組む姿が見られるようになりました。
一見するといつもの学生実験の風景。でもよく見ると各テーブルでやっていることがバラバラ。おまけに普段の学生実験では見ないような代物が…。
納豆って。化学の学生実験では普通は使わないのですが。
「これって、最後はスタッフがおいしく頂くのかい?」
「えっ、は、はい」
いやいや、実験室で開封したものを食べるのはNGでしょうね。
バラの花束は須磨岡教授が学生さんたちのために買ってきたとか。
「実験で使うんで不格好で安いので良いですよ」
「本店には不格好な花はありません。」
学生のためにバラの花束を買う、なんて良い話っぽいのですが、実際はこんな会話がされていたそうです。
どのグループもそれぞれの課題に一生懸命取り組んでいる様子。それに何よりたのしそう。勉強としての学生実験も重要ですが、せっかく応用化学科に入ったのですからこんな実験の機会も大切ですよね。
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