風疹のワクチンを接種してきました(江頭教授)
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ある日私のところに八王子市から写真の様な封筒が。みれば「風しんの抗体検査と予防接種のご案内」とか。コロナと違って風しんが流行っているという話は聞かないが、はて。そう思って内容に目を通すと、妊娠中の女性が風しんにかかると胎児に悪影響がでるのだとか。飛沫感染でうつる感染症である風しんが流行すれば大問題。それを防ぐために風しんのワクチンを打ってもらいたい、という内容でした。
自分の都合だけを考えれば別にワクチンを打つ必要は無さそうですが、でも世のため人のためとなれば話は別。幸い私はコロナのワクチン接種でも大した副反応を経験していませんし、コロナ以前も予防注射で体調が悪くなったことはありません。件の封筒には無料のクーポン券も入っていましたし、私が高血圧の治療で定期的に通っている病院も実施機関に入っています。これだけ条件が整っていれば迷う必要はありません。病院に高血圧の検診に行くとき、一緒にこの封筒を持って行きました。
当日、ワクチンを注射されるのかなと思いきや、実際は逆に血を採られました。まずは抗体検査をして抗体が少ない人にだけワクチンを打つのだそうです。当日中に結果は出ない、ということでその日はそれでお終い。これが今年の4月のこと。2ヶ月半たって高血圧の検診の日がまた巡ってきたのですが、「抗体は不充分ですね」と結果を告げられて、今度こそワクチンを注射された、という顛末です。
さて、幸いなことにワクチンの副反応は特にない様子。いや、このブログを書こうと思いつかなければワクチンを打ったことまで忘れてしまう勢いでした。お風呂に入って腕に絆創膏が貼ってあったので思い出した、と言うのが本当のところです。
今回、無料のクーポン券が送られてきたので私も接種しよう、という気になったのですがどうして私のところに届いたのでしょうか。件の封筒に入っていた文書には
2025年3月31日までに限り、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までに生まれた男性を風しんの定期接種の対象者とし、クーポン券をお届けします。
とあります。これは3年限りの特例措置。それどころか男性限定で年齢(というか出生日)制限もある様です。
少し調べてみると男性が風しんの予防接種が無料で受けられる様になったのは女性よりも後なので、風しんの免疫を持たない成人男性が多い、ということなのだそうです。それで男性限定なのか。昭和54年4月2日以降に生まれた男の赤ちゃんには風しんの予防接種があったのでしょう。
ではこの年齢制限の上限は何なんだろう?私は昭和37年11月生まれなのですが、私の生まれた年に何か予防接種についての制度的な変更があったのだろうか?
これは単に60歳以上の人には風しんの抗体を持っている人が多いから、という理由だそうです。私は今59歳なのでギリギリ対象者入りして無事ワクチンを打てた、ということですね。
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