スマートウォッチを使ってみた(江頭教授)
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スマートウォッチというコンセプトは昔からあったと思います。(「流星号、流星号応答せよ!」とかね。)とは言え、私はそれには懐疑的でした。スマホの画面だって小さくて見るのが大変なのにあんな小さな画面で何をするんだろう。
そんな風に思っていたのでApple社がスマートウォッチ参入したときにも大して興味を感じなかったのです。初期のキャンペーンで「スマートウォッチ用の株価アプリを使用すればスマホを取り出さなくても株価をチェックできます。」とか聞いたときには、正直、やだやだ、と思ったものです。
でも実はそれ以前に腕時計型の電子機器を使っていたこともあったのです。ジョギングをしているときに心拍数を図るためにつかっていました。かなり昔のことで指先に測定用の素子を取り付けて腕時計型の本体とコードで接続する、という形式のものでした。特殊な形態で普段使いするには抵抗があって、結局使わなくなってしまいましたが。
考えてみると最初に出てきた頃のスマートウォッチは「腕時計型スマホ」というコンセプトだったのだと思います。これは私には響かなかった。その一方で「腕時計型の心拍計」や「腕時計型の活動量計」のような身体の状態を測定するための機器、というコンセプトなら、これは意外と面白そうです。
ということで、Apple社のスマートウォッチを買ってみたのが昨年9月のこと。今も飽きずに使い続けていますから、どうやら私には合っていた様です。
さて、実際にスマートウォッチを付けるようになって一番使っている機能は、意外なことに「タイマー」でした。
「腕時計型スマホ」でもなく「身体の状態を測定するための機器」でもない。進化した腕時計としての機能だったのです。
スマホにもタイマー機能はあるのですが、ちょっとした時間を計るのには腕時計が便利。いや、普通の腕時計にだってタイマー機能がついているものはたくさんあるのでは。それはそうなのですが、「1分」「3分」「5分」「10分」「30分」「1時間」というようにプリセットされた時間から選ぶ、というアプリのスタイルが良いのです。これが本当に便利で、いままでならタイマーを使おう、とまで考えない様な本当に「ちょっとした」場合にも使う様になりました。
それに時間になったときに音と振動で伝えてくれるのもちょうど良い感じです。スマホのタイマーなど、音が大きくて周りの人にも聞こえることになります。なんか自分は忙しいんだアピールをしている様で少し気になってしまいます。
音が大きいと言えばこんなことが。授業の中で小テストなどをやるとき「ではこの問題は3分で答えてください」と言ってスマートホンで3分のタイマーを設定します。3分経ってタイマーがなると「はい、終了」となるのですが、有るとき学生さんへのアンケートで「タイマーがなるとドキッとして心臓に悪い」というご意見をもらいました。
それはそうか。ということで最近の授業ではスマホのタイマーは止めてスマートウォッチのタイマーを利用することにしています。
いや、心臓に悪いのは「テスト」というシチュエーションが原因では。そうかも知れませんがスマートウォッチのタイマーに切り換えてから特にご意見はもらっていないので良しとしましょう。
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