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「地域連携課題」の発表会が行われました(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 今週の月曜日(2022年7月18日)2022年度の「地域連携課題」の学科内発表会が行われました。

 「地域連携課題」という言葉、聞いたことがない、という方も多いと思いますが、本学の授業の名称です。本学科では3年生前期の授業。つまりクォーター制(前期を1期、2期の2つに分ける制度)で実施されるコーオプ実習の際、大学に残っている学生に向けて行われている授業です。シラバスには授業の内容は、「学生が地域の関係者と連携しながら地域・社会的な課題等に取り組む」ものとあります。

 本学部は八王子キャンパスにありますから、この場合の「地域」は具体的には八王子市のことです。八王子市の「担当者等を講師に招いて地域が抱える各種の課題を学んだ後」に、「学生が自ら主体的に地域から課題を選定」し、その解決方法を提案する、それが地域連携課題の授業内容です。この授業はグループワークを基本とし、いろいろな施設や企業を訪れて課題の解決方法を調査・分析、結果を比較検討することで効果的で具体的な提案を目指します。

 実はこの「地域連携課題」、一昨年度はコロナウイルス問題のためグループワークができず発表会を行うことができませんでした。昨年度も緊急事態宣言が出される状態でオンラインでの発表会となりました。本年度になってようやく対面での発表会が開催できたので私達教員も感無量…だったのは今年の5月まで。実は第1クォーターの発表会はすで5月30日に実施されていて、今回は対面発表会の再開第2回目となります。

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 応用化学科のカリキュラムでは1年生からグループワークを通して発表する、という機会は何回かあり、この地域連携の発表はある意味、その集大成です。卒業研究が始まれば個別に研究した内容を発表するので、グループワークでの発表はこれが最後となります。

 今回の第2クォーターの発表会、実は第1クォーターの発表会と比較して発表の数がやや少なかったのです。(これは対になる授業、コーオプ実習で実習先企業との日程調整の都合です。)とは言え、各班の発表はバラエティに富んだ内容でした。八王子市にある自治会、八王子市が運営する就活支援サイト、八王子市の農業の現状、八王子市の東部と西部の差、そして八王子市の人口構成など、私自身も住民である八王子市についていろいろな話を聞くことができました。

 聞けば、この「地域連携課題」の発表、第1クォーターと第2クォーター、そして電気電子工学科での優秀な発表を含めて最終発表会も企画されているとか。これも興味深いな、などと感じた再開第2回めの対面の発表会でした。

江頭 靖幸

 

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