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工学研究科予備審査会のこと(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 昨日(2021年8月18日)には大学院の予備審査会が開催されました。

 おっと、少し省略しすぎですね。予備審査会を行うのは「東京工科大学大学院 工学研究科 サステナブル工学専攻」です。工学研究科まではともかく、「応用化学専攻」では?と思うひともいるかも。本学の学部では工学部は三学科に分かれているのですが、大学院の工学研究科では一つの専攻にまとまっていて、それが「サステナブル工学専攻」と言うわけですね。今回の予備審査会の対象は本学工学部の修士2年生で、2017年の大学1年への入学生で、工学部の設立から3期生(一部短縮している人もいますが)となります。

 この修士の予備審査会、今年もなんとか対面での実施となりました。もちろん、感染防止策をとったうえでの実施です。

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 「審査」会ですから、この学生さんの発表は「修士論文にふさわしいかどうか」文字通り審査をする会、ではあるのです。とは言え「予備」審査会ですから、完成した内容の発表ではありません。発表のなかには「うまくいった」「成功した」という話ばかりではなく、「うまくいかない」「苦労している」という部分もあります。発表を聞いている教員の側もそこは心得ています。「私も同じようなことで苦労した」その経験から「こんな工夫をしたらどうだろう」といった助言が多いのも今回の「予備審査会」の特徴といえるかもしれません。

 中には実験で使用した試薬について「サラサラしていましたか?」という質問まで。それが修士論文の審査とどんな関係が…。いえいえ、試薬が古くなっていると「ゴロゴロした」感じになって、そうなってしまうと実験が巧くいかなくなるのだとか。ここまで来ると審査と言うより先達から後進への教え、といった風情ですよね。

江頭 靖幸

 

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