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他の先生の試験の監督補助に行くと勉強になるなあ、というはなし(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 本学の今期の期末試験は本日(8月5日)まで。でも本日は予備日なので実質的には昨日で試験は終了しました。

 さて、高校生や中学生の皆さんにも期末試験というものは有りますよね。今の中高の期末試験がどんな感じなのか、もう40年以上前に卒業した身としては最先端の知識はないのですが、おそらくいつもの教室でいつもの先生が試験をするのではないでしょうか。

 でも大学の期末試験はそういうわけにはいきません。何しろクラスというものがないのでクラスの教室もない。そのため試験を行う教室は科目毎にあちらこちらに変わります。それに大学には一度に300人くらいの学生が受講する授業もあるので、その場合は受験する教室を複数に分割することも。

 試験監督をするのはその授業の先生、というのは基本的には大学でも同じです。でも先に述べたような大人数の授業では試験会場が複数あったり、一部屋の当たりの受験生の人数が100人越え、というケースも。これでは先生が一人で試験監督というわけにはいきません。当然ヘルプが必要なのですが、まさか試験監督を学生アルバイトさんに、というわけには行かない。そこで各教員が毎回少なくとも1回は他の先生の試験の監督補助に行く事になるのです。

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 他の先生がどんな授業をしているか、これについて本学には授業点検という制度があって他の先生の授業を参観するチャンスがあります。それに習って、この試験監督補助は、試験について他の先生のやり方を学ぶチャンスだ、という捉え方もできます。(まあ、本当は人手不足が原因なのですが…。)

 実際、勉強になるなあ、と感じる工夫をいくつもみせてもらいました。

 例えば解答用紙の最後に「この授業の感想や改善提案を書いてください。」というコーナーをつくる、といったこと。これは複数の先生の試験で見たことがあるので、この「試験の監督補助」を切っ掛けとして本学教員のなかで広がっているのかもしれません。

 工夫の他に新たな発見もまります。今回補助に行った試験ですが、なんだか学生の様子がおかしい。期末試験は座席指定されていて、黒板に貼った名簿と座席表をみて自分の席を確認するのですが、それにひどく手間取っている様なのです。また受験票の代わりに学生証を机に出して試験を受けるのですが、言われるまで出し忘れている学生が居たり。これは一体…。

 試験がおわって担当の先生に聞くと、この授業は1年生が対象なのです、とのこと。なるほど1年生にとってはこれが最初の大学の期末試験ですから、戸惑うのも当然なんですね。だれも最初から試験の受け方を熟知しているはずはない。自分が1年生の授業を受け持っていなかったのでそのことに気が付かなかったのです。いや、これは反省です。

江頭 靖幸

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