「英語でコミュニケーション」のコツ(江頭教授)
| 固定リンク 投稿者: tut_staff
先週末に開催された本学の「サイエンスイングリッシュキャンプ」、すでにこちらの記事で紹介しているのですが、今回もこのイベントについて少し書かせてもらいましょう。三日間のイベントの初日、学生諸君がはじめて集まった際には学部長・学科長の挨拶の後に担当する教員が少しずつ挨拶する機会がありました。そこで私は
今回のイベントでは英語でコミュニケーションする、ということで緊張しているひともいるかと思います。でも英語であっても人と話をするということは、何かを伝えるという事で、伝えたいという気持ちが大切です。少々文法的に間違っていても、つたない言い方になっても、はっきりと元気よく話すことが大切だと思います。
という話をしました。
私自身、高校時代に、いえ中学時代から英語には苦手意識があったので、そんな学生さん達を意識しての言葉です。でもこの話をしながら心の中ではもう一言アドバイスしたい、と思いながら言わずじまいだったことがあるのです。
授業で英語を習っているとき、別に何かを伝いたいとは思っていないのに英語を作文したり話したりする。で、採点基準は英語の出来不出来。そうなるとどうしても文法の正しさや用語の適切さに意識が行ってしまいます。それと同じ感じで、例えば今回の「サイエンスイングリッシュキャンプ」での化学の実験や発表に参加したとすれば、どうしても話せる内容が減ってしまって無口になりがちでは。でも文法的に正しい文章を少しだけ話すより、多少適当でもどんどん会話をつなげた方がこういう場では有益でしょう。
そう思ってのアドバイスですが、私も英語の質を意識的に落とすのに抵抗があるのは分かっているのです。ではどうするか。この心理的抵抗を減らすためにリラックスして意識を解放させるのにベストなのは…やっぱりお酒を飲むことだと思います。
うーん、でも高校生向けのイベントではこれは言えないなあ、と思わず言葉を飲み込んだ挨拶でした。
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