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農場の朝(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 先日来、2年半ぶりにオーストラリアに出張している、というお話を書いています。今回は調査地周辺の農場の朝の風景について紹介しましょう。

 朝は6時半に朝食、装備を調えて7時半には出発。街中で朝から開いているパン屋さん(何と5時開店!)でサンドイッチなど昼食を買っていざ調査地に。およそ110km/hで飛ばしても小一時間かかるので8時を過ぎた時間からフィールドワークのスタート。

 現地調査の日程はいつもこんな感じ。朝は寒い(オーストラリアは今は冬です)のですが日差しは暖かく、昼になると少し暑いくらいです。夕方の風は涼しくてすがすがしい。

 さて、そんなルーチンワークが定着してきたのですが、たまたま出発を30分早めてみるといろいろな発見が。

 朝早く、この地域には頻繁にもやがでていた様です。いつもの麦畑にも白いもやがかかっていて、畑の中の木が不気味に見える幻想的な写真がとれました。

Fig1_20220830071801

 もう一つの発見はカンガルーを見たこと。「オーストラリアだからカンガルーは居るでしょう。」それはそうなのですが、いままでこの地域でカンガルーに出くわしたことがないのです。朝、通りを110km/hで飛ばしているときにカンガルーがぴょんぴょんしているのを見るのはちょっとした恐怖。珍しいこともあるものだと思っていたのですが、その後の調査中に四列縦隊のカンガルーが走り抜けてゆくのを見たので、どうやら彼らは朝に活動しているのかもしれません。(残念ながら写真はありません。野生の動物の動きは素早いですからね。)

 そして三つ目の発見は…。よく知っているつもりの風景でもほんの少しだけ時間が変わるだけで新しい顔を見せてくれる。それ自身が新しい発見でしたね。

 えっ、なんで早い時間のフィールドに来たのかって?えーっと、実は作業が押していて時間が不足気味だったらなのです。

江頭 靖幸

 

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