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オーストラリアからの帰国の手続き(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 先日来、2年半ぶりにオーストラリアに出張している、というお話を書いてきましたが、今回はとうとう帰国のお話です。

 出国準備の段階の「オーストラリアのETA申請がアプリになっていた件」でも触れたようにETAの申請手続きにスマホのアプリが使われていましたが日本へ入国の際の手続きにもアプリが使われるようになっていました。

 例えば入国に際してコロナの「出国72時間前までの陰性証明」や「ワクチン接種の有無」を確認する検疫の手続き。昔なら紙に印刷した証明書を準備して窓口で提出して確認してもらう、という手続きを取ることになるところでしょう。でも、今回は「MySOS」というアプリで続きが可能になっていました。

 このアプリをスマホにインストールして滞在先や帰国の日程に関する情報を入力。さらにワクチンパスポート と陰性証明書の画像をアップロードすることになっています。

 ワクチンパスポートはかねて準備していた「新型コロナワクチン接種証明アプリ」を利用。二次元バーコードのでる画面に「この証明書を画像として保存」というボタンがあるのでこれを利用して画像ファイルを作成してアップロードしました。

 PCR検査による陰性証明書はSMSで検査会社から送られてきたリンクでダウンロードした証明書を利用。ここは少してこずりました。SMSでダウンロードしたファイルってどこに保存されるんだっけ。

 ネットで検索して無事に陰性証明書もアップロード。空港での待ち時間はほぼこの作業で潰れましたが、やっと以下の様な画面になりました。

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 ご覧の通り画面は真っ赤。ワクチン接種と空港検疫は審査中とあります。AIかなにかで自動でチェックされるなら一瞬で処理が終わりそうなもの。それなりに時間がかかっているということは裏側で誰かが人力でチェックしているのではないでしょうか。

 空港で待っている間に画面は緑に変わりました。えっ、緑?青になるって聞いていたんですけど。

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 少し調べると「自宅等待機や施設待機が必要な場合は緑色画面となります。」なんて説明が出てきます。これは困った。どうしよう。

 いまスクリーンショットを見直すと「空港検疫/入国後待機」の欄に待機なしと書いてありますね。でも当日はそこまで気が付きませんでした。

 「困ったことになったぞ」などと思っている内に画面は青色に。

 良かった。これで一安心です。

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成田に到着し、このアプリを見せるとスムーズに検疫を通過できました。一緒の飛行機で到着した他のグループの人たちの中にはチェックの場所のまでスマホを見ながら一生懸命作業をしている人たちもいましたから、MySOSの事を知らないで到着してから手続きをはじめたのでしょう。それなら紙ベースで申請すれば、とも思いますが印刷物の準備の方が難しいですよね。

 このほかにも「税関アプリ」もインストールして申請内容を登録。これがQRコードになって表示されるので税関もスムーズに通過することができました。

 結局、入国に際してはパスポートの読み取りとスマホの画面やQRコードの提示だけで終了しました。このような手続きにスマホを利用すれば申告する側は落ち着いて内容を確認することが出来ますし、おそらく受け付ける側も省力化になっていると思います。いまさらですが、やっぱりスマホって便利ですね。

江頭 靖幸

 

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