映画「幸福の黄色いハンカチ」と高校時代の思い出(江頭教授)
| 固定リンク 投稿者: tut_staff
映画「幸福の黄色いハンカチ」は1977年公開の山田洋次監督作品。武田鉄矢、桃井かおりが演じる若い(いや、その、1977年の映画だから)カップルがひょんなことから高倉健が演じる如何にも訳あり、といった感じの男と旅をするというロードムービー。男は事情があって別れた元妻(倍賞美津子)のところへ向かう途中でした。果たして彼女は男を受け入れてくれるのか…。という内容です。
先日BS放送でこの映画を放送していたのをみて私は思い出したんですよね。高校時代を。1962年生まれの私はこの映画の公開時には15歳。10月公開の映画ですから高校一年のころです。
いえいえ、別に高校時代にこの映画を見たというわけではないのです。それでもこの映画のことについてはよく知っていました。実は高校時代に先生がこの映画について話してくれたことを覚えているのです。
何が切っ掛けだったかは思い出せません。別に何か特別な日という訳でもなかったと思います。先生が授業をはじめる代わりに突然雑談をはじめて、その前の休日に見た映画の話、としてこの「幸福の黄色いハンカチ」内容を教えてくれたのです。さすがは先生だけあって見事な話術。私達生徒はみんななんとなくこの映画を見たような気になった、という訳なのです。
もう45年も前の出来事ですが不思議と印象に残っていて、この映画をみて思い出したという訳です。「幸福の黄色いハンカチ」はかなり前にTV放送で見たことがありますから、私の中では先生が話してくれた内容と、本当の映画の内容が渾然一体となって記憶されています。そのせいで先生の話が映画の内容を凄く活き活きと伝えていて面白かったと錯覚しているのかも知れません
さて、自分も教壇に立つ立場になって思うことは…いや、先生、ちゃんと授業をしようよ。
今だと授業の時間は一コマ一コマ何をするか決まっています。気分次第で雑談回という訳にはいきません。何というか、昔は牧歌的だったんですね。
とは言え、これだけ強い印象を残してくれた授業をしてくれた先生は、やはり凄かったのかも知れません。でも一つ気になることがあります。
先生、それネタバレですよね。
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