「ガクチカ」と「コーオプ実習」(江頭教授)
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本学の向けの3年生諸君の就職活動のためのイベント「模擬面接」、前回の記事でも紹介しましたが、3年生諸君の1年先輩に当たる4年生から面接官役を選んで面接の練習をする、という内容です。私の研究室でも2名の学生さんに面接官役お願いしました。模擬面接の様子を記録するために私も模擬面接に同席したのですが、なかなかどうして彼らは立派に面接官役を果たしてくれていて、1年前の模擬面接での様子から目を見張るような成長です。
みんな就職活動では頑張ったんだろうなあ。これこそ「大学時代で力を入れたこと」、いわゆる「ガクチカ」でしょう!
私が学生時代に力を入れたことは就職活動です…
いや、さすがにそれはないか。
この「ガクチカ」、部活動やアルバイトを挙げる人が多く、コロナ禍で「ガクチカ」になる様な経験ができない、と話題になったこともありました。その点本学工学部では「ガクチカ」にぴったりな体験を全ての学生が経験しています。
もったいぶるのは止めましょう。本学工学部が実施しているコーオプ教育の目玉、「コーオプ実習」です。
コーオプ実習は7週間、約2ヶ月の企業での就業体験です。これは大学の授業14週間のサイクルのちょうど半分なので、一学期を二つに割って、年4期のクォーター制で実施します。4月からの1期、2期は夏学期に、9月からの3期、4期は冬学期に相当し、応用化学科では1期、2期に3年生諸君が実際に企業の現場で働く経験をすることになります。一見インターンシップに似ていますがその期間の長さ、そして何より有給で働く、という点で一線を画しています。
このような内容ですから就職活動でのアピールポイントとしては最適でしょう。今回の模擬面接でもこのコーオプ実習を「ガクチカ」として挙げる人が何人も居ました。
コーオプ実習の実習先は学生さん毎に異なっていますし、そこで経験する内容もいろいろ。模擬面接の内容にもそれが反映されいてい、いろいろな内容をいろいろな視点でアピールしてくれました。ですが…
「コーオプ実習」というだけじゃどんな実習か分からないから少し説明しないとね。
なるほど。面接官役の4年生の経験に基づく意見ということでしょうか。さすがだな、と思うと同時に「コーオプ教育」の広報にもっと力を入れなくては、と感じた次第です。
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