「教育力強化委員会」のこと(江頭教授)
| 固定リンク 投稿者: tut_staff
本学ではより良い授業が行われるように一人一人の教員の授業を複数の教員が参観し、その評価を確認し合う授業点検という制度があります。この授業点検についてはこのブログでも何回か触れています(その1,その2,その3,その4, その5)。
さて、今回ご紹介するのはこの授業点検のフォローアップについて。私自身も以前授業点検の対象となったとき、後になって学部長からの講評を頂いた記憶があります。(点検される授業の直後に行われる検討会とは別です。)じつはこの「学部長からの講評」の前段階として授業点検の結果を学長に報告する会議があって、それがこの「教育力強化委員会」なのです。
教務部長が司会で、各学部の学部長がそれぞれの学部で実施した授業点検の結果を細かく説明してゆきます。それぞれの授業の特徴の説明や高評価・低評価の理由や背景など。それに学長自らが詳細の確認や方向性の指示などを出してゆきます。大学の「偉い人たち」の会議という感じで、なんか凄いなあ。
さて今回の委員会での資料に書いてあったのですが、この教育力強化委員会、というか授業点検の制度がスタートしたのは2009年のことだそうです。すでに10年以上前のことで、本学科、というか工学部ができるより前のこと。これまでに点検対象となった授業はすでに700を越えているとか。当初は「問題のある」授業を点検するという意味合いが強かった(らしい)授業点検ですが、今ではほとんど全ての授業が一定の水準をクリアしていることが確認される様になっています。ということは授業点検の制度はすでに役割を終えたのでしょうか。
完全無欠で改善点が皆無な授業などあり得ない
これはこの制度を作った学長の言葉です。まさにその通りで、多少のアレンジは必要かも知れませんが授業点検の制度自体はこれからも継続する必要があるのだと思います。
「授業・学生生活」カテゴリの記事
- 研究室配属決定(江頭教授)(2019.03.18)
- Moodleアップグレード、など(江頭教授)(2019.03.14)
- 大学院のすすめ 番外編 「学位って何だろう」(片桐教授)(2019.03.05)
- ハーバーとボッシュ、偉いのはどっち? 4年目 (江頭教授)(2019.02.22)
- インフルエンザの季節ですね。(パート2)(江頭教授)(2019.02.08)