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東京工科大学のゴールデンウィーク(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 えっ、今日から?

 確かに気分的には先週の土曜日、4月29日からゴールデンウィークですよね。たしかに4月29日は昭和の日で国民の祝日なのですがたまたま土曜日と重なっています。本学は週休2日制なので土曜日はもともとお休みなので計算外ですね。

 では本日5月1日はなんでお休みなのか。実は今日は本学の創立記念日で休業日となっているのです。

 さらにゴールデンウィークの休日として5月3日の憲法記念日、4日のみどりの日、そして5日のこどもの日と休みがありますが、生憎5月2日だけは何の日でもありません。これはいくら何でも、ということで本学は5月2日をお休みにしています。

 さすがに理由が見当たらないのか、この5月2日は「臨時休業日」とされています。

 さて皆さん、これをどう思いますか?

 「休みがたくさんでラッキー」と思いましたか。それとも「授業料を払っているからにはちゃんと授業をしてくれなくては!」と思ったでしょうか。

 後者の人、ご安心を。実は本学の学年歴(学年歴というのは授業専用のカレンダー、といったものです。)では臨時休業日で平日を休日にしている一方で、 祝日授業開講といって祝日に授業をする場合もあるのです。たとえば7月17日の海の日、世間は休日ですが大学では平常通り、月曜日の授業を行います。

 通常のカレンダーと異なる学年歴を用いるのはハッピーマンデー制度の影響です。

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 このハッピーマンデー制度は1990年代の後半からはじまったものですが、連休を多くして消費を盛り上げよう、という一種の景気対策として考えられた制度だったと記憶しています。(当時は他にも二千円札の発行などいろいろな景気対策の試みがありました。)

 さて、それで困ったのが学校の時間割です。なにしろ月曜日や金曜日が休みになる割合が格段に大きくなったので、他の曜日の授業が15回を終えたあとも月曜日と金曜日の授業の日数が不足する様になったのです。学期末に月曜日と金曜日の授業を連続的に行う、という試みもありましたがこれでは予習・復習や宿題をやる時間がありません。

 そこで東京工科大学では臨時休業日と祝日授業開講を組み合わせて授業日数のバランスをとることが行われているのです。

 えっ、5月1日、2日を休みにするのはハッピーマンデーとは関係無いって?たしかにそうですが....。えーっと…。やっぱり休日はまとまっている方がハッピーですよね。

 

江頭 靖幸

 

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