「地域連携課題」の発表会が行われました(江頭教授)
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今週の月曜日(2023年5月29日)2022年度、第一期の「地域連携課題」の学科内発表会が行われました。
「地域連携課題」という言葉、聞いたことがない、という方も多いと思いますが、本学の授業の名称です。本学科では3年生前期の授業。つまりクォーター制(前期を1期、2期の2つに分ける制度)で実施されるコーオプ実習の際、大学に残っている学生に向けて行われている授業です。シラバスには授業の内容は、「学生が地域の関係者と連携しながら地域・社会的な課題等に取り組む」ものとあります。
本学部は八王子キャンパスにありますから、この場合の「地域」は具体的には八王子市のことです。八王子市の「担当者等を講師に招いて地域が抱える各種の課題を学んだ後」に、「学生が自ら主体的に地域から課題を選定」し、その解決方法を提案する、それが地域連携課題の授業内容です。この授業はグループワークを基本とし、いろいろな施設や企業を訪れて課題の解決方法を調査・分析、結果を比較検討することで効果的で具体的な提案を目指します。
応用化学科のカリキュラムでは1年生からグループワークを通して発表する、という機会は何回かあり、この地域連携の発表はある意味、その集大成です。卒業研究が始まれば個別に研究した内容を発表するので、グループワークでの発表はこれが最後となります。
この授業も既に7年目に入り、一次はテーマが固定されてきている(多くの班が八王子の「人口問題」を扱っていました=八王子には大学が多数あるので毎年新入生が転入してきますが、その一方で卒業を機に転出する人も多い、という問題)と感じることもあったのですが、今回の発表にはいろいろな問題意識が反映していて、いろいろな発想がでてきている。これこそがグループワークの面白いところだと思いました。
発表を終えた諸君は最終的なレポートをまとめて「地域連携課題」の授業を終えます。この授業はクォーター制で、この後彼らはコーオプ実習のため学外にでることになります。逆に今コーオプ実習に参加している学生諸君が大学に戻ってきて「地域連携課題」の第2クォーターの授業に参加することになっています。第2クォーターの発表会も今から楽しみです。
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