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温暖化についての「すぐ使える図表集」(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 地球温暖化について人に話をする場合、とても便利なサイトを紹介しましょう。「全国地球温暖化防止活動推進センター」JCCCAのサイト、特に「すぐ使える図表集」のコーナーです。

 地球温暖化問題に関連した興味深いデータがずらりと並んでいて、洗練されたグラフやチャートになっています。各図表は簡単なアンケートに答えればダウンロードが可能。商用利用はできないそうですが、出所を明記すれば自由に利用できます。

 私自身、環境に関する授業のなかでこのサイトにはお世話になってきました。ありがたいのは新しいデータが発表されるたびにこのサイトの図表も更新されることです。その意味で特に興味深いのは「世界の二酸化炭素排出量に占める主要国の排出割合と各国の一人当たりの排出量の比較」です。

Photo_20230612175801

 

 このデータ、世界の国々の一人当たりのでCO2排出量と国全体の排出量が示されています。このデータも年々、少しずつ変化しています。

 私の手元には2005年のデータに基づいた図があります。現在の図と比べると、2005年当時の図には乗っていたイギリスは圏外に。排出量一位もアメリカから中国になりました。また、2005年当時は「先進国は一人約10トン、でもアメリカは20トン」と覚えたものです。今もアメリカが一人当たり突出したCO2排出量を示しているのですが、今は一人当たり12.8トンとかなり削減さて「普通の先進国」の仲間入りかも。もっともその間に日本は一人当たり7.9トンまで減少しているのですが。

 なお、ただ一点、注文をつけるとするならこの図で一人当たりのCO2排出量を表す人間のアイコン、背の高さが排出量に比例しているようです。それに合わせて横幅も変わるので目で見た感じはちょっと強調されすぎていますね。

 

江頭 靖幸

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