小学生SDGsコンテストが今年も開催されます(江頭教授)
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今年も本学が主催する「小学生SDGsコンテスト」が開催されることが発表されました。このコンテストは八王子市の子供たちがSDGs(持続可能な開発目標)について考え、表現する機会を提供しています。
SDGsと言えば「サステイナブル工学」、ひょっとして「サステイナブル工学」についての研究発表会ですか
いえいえ、小学生のコンテストですから形式は自由。『イラスト』『設計図』『文章』『写真』『4コマ漫画』などどんな「かたち」でもOKです!
実はこのコンテストは昨年度スタート。昨年のコンテストでは、私も作品の審査に参加しました。その時、小学校2年生が描いたイラストを目にして、自分の子供時代を思い出し、とても懐かしい気持ちになりました。どう表現して良いか分からないのですが、そのイラストはものの形や風景を描くものではなく、仕組みや機能を表現するためのイラストでした。とはいえ図解や設計図とも違って、何というか「仕組みや機能を考えて理解したことの喜びがイラストにあふれ出ている」様に私には見えたのです。
これは私の思い込みかも知れません。私自身は、小学生の頃に学習漫画で上水道や下水道の仕組みについて知ったときに、強い興味と憧れ(?)を感じ、それを何とか表現したくてレゴ(ブロック玩具です)で「なにか」を作っていたことがあるのです。コンテストに投稿してくれた小学2年生の人と、その頃の私とを勝手に重ねていた、ということでしょうか。
そのイラストは、なんと優秀賞を受賞しました。その子が描いた作品が、他の審査員や参加者たちにも高く評価されたのでしょう。(もっともみんなが子供頃に「なにか」を作っていたことがあって共感した、というわけではないでしょうが。)
思えば私自身がサステイナブル工学の研究者になったのも、小学生時代の学習漫画がきっかけかもしれません。そして、今回の小学生SDGsコンテストに参加する子供たちも、同じような経験をするかもしれません。その経験を経て、彼らが将来のサステイナブル社会を築くために役割を果たしてくれることもあるでしょう。一人ひとりの発想やアイデアが、大きな変革を生む可能性を秘めているのです。
このコンテストは、子供たちが自ら考え、表現する力を伸ばすだけでなく、SDGsについての意識を高める貴重な機会です。我々東京工科大学も、子供たちの取り組みに対して積極的にサポートしていきたいと考えています。
今回のコンテストは八王子市に在住・通学している小中学生の皆さんが対象です。もし身近に思い当たるお子さんがいたら、是非今回のコンテストへの参加をお勧めしてください。
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