フレッシャーズゼミで実験をしよう!(江頭教授)
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「フレッシャーズゼミ」は本学全体で行われている一年生向けの授業です。本学固有の授業なのでしょうか、「フレッシャーズゼミ」で検索すると本学のサイトがヒットします。(私の環境のせいも知れませんが。)
大学に入ると「クラス」というものが無くなってしまい、学生諸君は時間ごとに授業の行われる教室を転々とすることになります。大学で自分の居場所ができるのは研究室に配属された後となります。これが通常の大学のスタイルなのですが、入学から数年の間、居場所の無い期間は大学生にとっていろいろな意味でリスクの多い期間でもあります。
そこで、本学ではアドバイザー制度を設けて新入生の時点からいわゆる「担任の先生」のような教員を一人一人の生徒に割り当てています。
フレッシャーゼミはいわばその「担任の先生」が受け持つホームルームの様な授業だ、と思ってください。とはいえ、ホームルームだけで毎週一コマ100分では時間がもったいない。ということでグループワークとポスター発表を行うようにしています。
グループワークのテーマは基本的には学生さんにお任せなのですが、応用化学科ではここ数年は(コロナの2020年は除いて)授業時間に空いている学生実験室を使ってなにか実験をすることを推奨しています。
さて、学生諸君はこんなとき、どこから実験のネタを拾ってくるのでしょうか。
一つのグループでは皆で「高校時代いどんな実験をしたか」を話し合っていました。高校で実験をした人は意外と少なくグループで一人だけ。その学生さんの経験談からテーマを探っていきます。
もう一つのグループは話し合いもせずに皆でスマホをいじっています。まったく、最近の若者は…
君たち、何やってるの?
youtubeで面白そうな実験の動画を探してるんですよ。
そうか!最近の学生さんはこうやって情報を集めるんだ。
実際、youtubeを探すといろいろな実験の動画があるのですね。良い時代になったものだなあ。
ということで上の写真はこのグループに人たちが参考にしたyoutubeの一コマ、じゃなくてこのグループの人たちが自分達で行った実験の一コマです。youtubeで探したので自然に自分達も動画を撮るんですね。いやー、時代は変わりましたねえ。
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