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60の手習い python編(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 pythonだって?知ってるよ。ほら、あの「モンティ・パイソン(Monty Python's Flying Circus)」にちなんで名前がつけられたプログラミング言語だろう。

というのは以前の記事で書いたこと。あれはもう5年以上前なのか。

 その後pythonも勉強しなくちゃなあ、などと思った私は処理系をPCにインストールしてときどきちょっといじる、というような事をつづけていましたが、どうもpythonの良さが分からない。

いや、ブレース(波括弧、つまり{}のこと)の代わりにインデントだからってそんなに便利かなあ。いっそbeginとendで囲めば良くないか?

とまあそんなことを考えるばかりで上達しないんですよね。ところが、何かの拍子に多数のデータ(多数というのはExcelで処理しようとすると処理に時間がかかってイライラするくらいの量です)を処理するプログラムをpythonで書いてビックリ。

早い!安い!美味い!

いや、後ろの二つは余計か。ともかく驚くほど早かったのでpythonについて見る目が変わりました。これは少し真面目に取り組まねば。

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 しばらく使ってみて分かったこと。統合環境を使っているからか、デバッグがものすごく簡単。私は昔のPCでプログラミングを始めたのでデバッガーの使い方に慣れていなかったのです。初歩的な「print文によるデバッグ」しかしたことが無かったのですが、pythonを使っているうちにコツがつかめてきました。どの変数にどんな値が入っているのか、今はクリックだけで分かるんですね。

 まあ、これはpythonの特徴と言うより、最近のプログラミング環境の利点と言うべきでしょう。

 さて、「一つのプログラム言語を学べば他の言語も簡単に理解できる」と言われているように、どんな言語でも基本的に同じ役割の構文があるものです。最低限の構文がかけるようになれば原理的にはどんなことでもできる。そういう意味でなら私もpythonが使える様になりました。でも、pythonの良さってそんなところじゃない様な。「最低限の構文」だと表現するのに手数がかかるような作業をスッキリ表現できる、つまりコンパクトにコーディングできる、そんな便利な構文がたくさんある、というのが多分pythonの良さなのでしょう。

 しかし、たくさんの構文を覚えれば便利になる、というのは60歳の私にとってハードルが高いなあ。

江頭 靖幸

 

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