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大学の講義の今昔(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 私の学生時代ですから、もう40年くらい前の話になります。その当時、そしてそれ以前の大学の授業にはいろいろ変な風習があったそうです。例えば

授業と授業の間に休み時間が無い

というもの。えっ、それじゃあトイレや教室移動はどうするの?

教授は教室のわざとゆっくりときて学生に時間を与える

だから安心するように。いやいや、安心できないなぁ。

 実は私が大学生になったときには最初の「休み時間なし」という不合理な制度はさすがに改定されて、きちんと休み時間がありました。ところが2番目の「教授は授業に遅刻するものだ」というルールの方は何故か活きていたのです。

「大丈夫なのか、それで?」皆さん、そう思いますよね。そして、案の定問題に出くわしました。

 ある日の授業で開始時間になっても教授が現れない。これは「教授は授業に遅刻するものだ」ルールで最初はだれも気に留めていませんでした。しかしそのまま10分経っても20分経っても先生が現れないのです。

 これは一体…ついに30分が過ぎて

授業開始時間から30分が経過しても教員が現れない場合は休講扱いとする

という第三のルールが発動してその日の授業はなくなってしまいました。School_class_seifuku_20230704084801

 先生は病気なんだろうか。

 その授業の担当だった先生のところに行ってみると別に病気でも無い様子。単に授業を忘れていたのだとか。「すぐ呼びに来てくれれば良かったのに。さては時間切れで休講をねらったな。」

 うーん、私が清廉潔白だったとは言いませんが、これの対応は如何なものかなあ。

 とまあ、最初に述べた様にこれは私が学生だったころのお話なので、なんとものどかなものです。でも今ならこんなことは許されないですよね。

江頭 靖幸

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