「コーオプ教育」ってどうよ?(江頭教授)
| 固定リンク 投稿者: tut_staff
本学工学部の三つの特徴の一つにコーオプ教育があります。約2ヶ月、フルタイムでの就業経験を中心として企業と大学が協力して行う教育"Cooperative Education"で、コーオプ教育という名称はその和訳(いや、半分はカタカナにしただけで訳してないかも)です。
で今日の本題、この「コーオプ教育」ってどうでしょう?
いや、素晴らしい教育成果が上がっていますよ。おかげで本学工学部の学生さん達の就職は順調ですし。
いえいえ、そういう意味ではありません。「コーオプ教育」という呼び名、これは教育を行う側(大学と企業)から見たネーミングで、学生視点ではないのでは。
学部の会議でそんなお話が。確かにその通り。その視点は無かったなあ。でも何て名称にしたら良いのだろう?
こういう時はAIに頼ることにしましょう。ChatGPTに以下の様な質問を投げてみました。
「コーオプ教育」は東京工科大学工学部で実施している企業と大学が協力して(Cooperative)行う教育(Education)です。この「コーオプ教育」という名称は教育を与える側の企業と大学の視点でつけられた名称です。では教育を受ける学生の視点から名称を付け直すとしたらどのような名称があり得るでしょうか。三つ候補を挙げてください。
図では見にくいかもしれないので回答のテキストも載せておきましょう。
学生の視点から「コーオプ教育」の概念を再解釈すると、以下のような名称が考えられるかと思います:
1.「リアルワールド学習」:この名称は、学生が実際の業界で直接経験を積むという側面を強調します。学生は教室ではなく、実際の職場で学んでいるという事実を強調するための名称です。
2.「企業内学習体験」:この名称は学生が企業の内部で実際に学習を体験するという点に焦点を当てています。学生が直接企業と関わり、その経験を通じて学習することを強調しています。
3.「キャリアパス教育」:この名称は、学生がキャリアの選択肢を広げ、自分の未来の可能性を探求する機会を提供するという教育の側面を強調します。この教育を通じて、学生は自分自身のキャリアパスを形成していくという事実を表しています。
それぞれの名称は学生の視点から「コーオプ教育」をどのように捉えるかを反映しています。どれが最も適切かは学生自身の経験やその教育から何を得たいかによります。
なるほど。どの名称も私達が期待している教育効果をよく現しています。学生視点で書くと確かに分かり易くなりますね。こうなると選ぶのが難しいなあ。
「どれが最も適切かは学生自身の経験やその教育から何を得たいかによります」って、結局一つには絞れない、ということなのか。うーん。じゃあ全部まとめて
リアルワールド企業内学習体験キャリアパス教育
とかどうでしょう?えっ、寿限無寿限無?
PS: 学生視点でないとはいえ、「Cooperative」を「コーオプ」というカタカナ書きにしたのは慧眼ではないかと思います。とくに「コープ」じゃなくて「コーオプ」と「オ」を入れたところ。だって「コープ教育」だと消費者教育の一種だと勘違いされそうですからね。
「コーオプ教育」カテゴリの記事
- コーオプ実習成果報告会(江頭教授)(2018.12.13)
- 全学教職員会にて「コーオプ教育」に関する発表が行われました。(江頭教授)(2018.05.10)
- コーオプ実習顔合わせ・情報交換会(2年目)が開催されました(江頭教授)(2018.02.12)
- コーオプ実習成果報告会が開催されました(江頭教授)(2017.12.14)
- 模擬面接のこと(江頭教授)(2017.11.27)