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縮み行くブドウ糖(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 いや、ブドウ糖の分子が縮んだりしませんよ。今回のお話はブドウ糖を固めて作ったタブレットについてです。

 私は糖尿病の治療薬を飲んでいた時期があり、その頃にはブドウ糖のタブレットを常備していました。それをたまにお菓子替わりに食べる習慣ができていて、時々ブドウ糖のタブレットを購入するのですが、今回購入したタブレットのパッケージ、すこしリニューアルされているようです。下の写真右が今までのデザイン。左が新しいデザインです。

Fig1_20230822110001

 説明文が短くなってすこしスッキリしたかも。他は特に変更なしか…、と思ったら大きな違いが。以下の図はその部分のアップです。

Fig2_20230822110001

 今回追加された文言は「1粒2.5g」。いままで1粒3gでした。個数は18個入りで変わらず。これはいわゆる「ステルス値上げ」というやつなのか。

 そう思って袋を空けて肝心のタブレットを見比べることに。意外ですがあまりサイズが変わっている様にはみえません。

Fig3_20230822110001

 なるほど、大きさ同じで重さだけ減ったとすればタブレットを構成するブドウ糖の結晶の間に空気が含まれるようにして、口当たりが良くなる様に作り方を改良した、ということが真相なのだろうか。

 

 さて、子袋から新旧ブドウ糖タブレットをだして比較してみました。右が古いパッケージに入っていたもので3g。左が新しい方で2.5gです。1/6の重量が減っているのですからそれなりに小さくなっているはずですが、上からぱっと見る程度ではとくに差が無いようにも見えますね。

Fig4_20230822110001

 ところが、横から見てみるとカラクリがわかります。これ、高さが変えてあるのですね。

Fig5_20230822110001

で、実際に食べてみると口当たり・口溶け感も特に変化なし。うーん、これはやっぱり「ステルス値上げ」の誹りを免れないのでは。

 

江頭 靖幸

 

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