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高校二年生の夏休み(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 このブログを読んでいるあなたがもし高校生で、そしてまさに二年生だとしたら、私の経験談を参考にして頂けると幸いです。

 この年の夏のことを私はよく覚えています。多分、私の人生で一番勉強がはかどったのがこの夏でした。それもある秘訣を見つけたからです。

 私は今年で60歳になるので、高校二年生だったのは1978年のことになります。その当時のことなのでエアコン、おっと当時はクーラーと言いましたね。そのクーラーは我が家のリビングに一台だけしか設置されていませんでした。夏休みの暑い時間、リビングに家族が集まってしまうので、その時間は勉強に集中できない。ちなみに当時はテレビも我が家のリビングに一台だけしか設置されていませんでした。

 と、言うわけで私は昼の時間は寝て過ごすことにしたのでした。当時は今ほど気温が上がらなかったし、風通しの良いところに建っている一軒家だったので窓を開け放して風を通せば昼間でもそこそこ涼しく眠ることができたのです。

Neru_sleep_man

 当時の私の一日はこんな感じ。

 朝5時に起床。すぐに机に向かって7時ごろから朝食。その後午前中の涼しい時間には自室で勉強を続けます。12時ごろに昼食で、その後すぐに昼寝。夕方5時ごろに起きてしばらくは寝ぼけているのですが夕食を摂った後、さらに勉強して午前2時まで。

 睡眠時間は完全に二分割されているのですが、トータルでは充分に睡眠時が取れている訳です。当時の私にはこの生活サイクルが体に合っていたのでしょう。ポイントは夏休みに勉強ばっかりしていて世の中と時間を調整しなければならない様な活動が全く無い、という点です。だからこんな無茶苦茶な生活サイクルが実現できた訳ですね。

 その後、私も世の中のしがらみにとらわれて自由な生活サイクルを実現することができていません。でも夏のこの暑さを考えると日本にもお昼寝(シエスタ)の制度が取り入れられるかも。もしそうなったら私は40年ぶりに理想の生活サイクルに戻れることになるのですが…。

 

江頭 靖幸

 

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