東京工科大学の入試がスタートします(江頭教授)
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今回のタイトルをみて「いくら何でも早すぎだろう」と思った方もいらっしゃるかも。まあ「スタート」といっても入試そのものが本日実施という訳ではありません。本日から申し込みスタート、となるのです。
入試のタイプとしては「総合型選抜」。ときにAO入試とも言われていますが、それは正式名称では無いそうです。確かに「総合型選抜」の中に「AO入試」というタイプもありますが、実はそれだけでは無い。「AO入試は総合型選抜」ですが、逆は必ずしもそうならないのですね。
工学部で実施されている「総合型選抜」のもう一つのタイプは「探究成果発表入試」です。これは昨年度から始まったもので、高校の「探求」の時間に実施した内容を発表してもらい、その発表で選抜を行う、というタイプの入試です。
発表で選抜となると、発表する成果の善し悪しで合否が決まると思うかも知れません。でも
探究成果のレベルを問うものではなく、自分で課題を立て、情報を集め、整理・分析してまとめた過程やそこから得た経験を、本学に入学してからの学修や研究にどう活かして行くか、さらにはどのような人に成長し社会へ羽ばたきたいかなども含めて評価します。
ということ。比喩的に言えば「魚」を評価するのではなく「魚の捕り方」の方を評価するということですね。
さて、工学部の「総合型選抜(AO入試)」「総合型選抜(探究成果発表入試)」のどちらも本日から申し込みがスタート。インターネット出願登録なら9月6日(水)15:00が締め切り。書類を郵送して申し込む場合は9月6日(水)消印有効。申し込み期間は約1週間とちょっとといったところですね。そして入試そのものは9月24日の実施。そして合格発表は11月10日となっています。(正確な日程に関してはこちらのサイトの内容を確認してください。)
私自身(今年で60歳)が受験生だったころ(40年くらい前)は「AO入試」という制度そのものが有りませんでした。それが「入試の多様化」という考えのもとに次第に広がっていったように記憶しています。単純に記述式の試験で選抜する方法に比べて「AO入試」は手間がかかる制度ですが、このような入試のスタイルの方が実力を発揮できる学生さんは確実にいると思います。
この40年間で大学の入試は「学生を受け入れる大学側」から「大学に入学する学生」の側に重点が移ってきたということなのでしょうね。
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