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「学士・修士一貫早期修了プログラム」のこと(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 前回の記事ではアドバイザー面談について紹介したのですが、ついでに紹介しておきたいのが表題の「学士・修士一貫早期修了プログラム」のことです。4年間で大学を卒業したら大学院の博士前期課程(と言いますが事実上は修士課程のこと)に進学して2年間で修士号をとる。これが標準的なスタイルで、敢えて言えば「学士・修士一貫修了プログラム」と呼べるでしょう。で、今回紹介する「学士・修士一貫早期修了プログラム」には「早期」と入っていますから、この6年間のプログラムが短縮される制度だ、ということになります。

 具体的には学士を4年間ではなく半年短縮して3年半で取得。つづいて大学院博士前期課程の標準である2年間も半年に短縮して1年半で修士号を取得するという制度。大学と大学院で半年づつ短縮して合計1年の短縮。通常なら6年かかるコースが5年で修了することになります。

 もちろん、大学(と大学院)に通う年数が少なくなるのですからその分の学費もありません。いや、若い頃の1年は学費以上の価値があるといえるでしょう。

 とまあ、非常に魅力的な制度なのですが、これは誰もが利用できる訳ではありません。「学士・修士一貫早期修了プログラム」を利用するためには厳しい条件がつけられているのです。ここでは詳細には触れませんが、要は優秀な成績でたくさん単位をとる、ということがその条件の内容となります。

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 成績が条件ですから入学してすぐにこの制度に申し込むことはできません。実際には2年生が終わって成績が出そろった3年次の最初の4月頃に条件を満たした学生諸君を対象とした説明会が開かれて「学士・修士一貫早期修了プログラム」への参加の意思の有無を確認する、というスケジュールになっています。

 今回のアドバイザー面談、1年生で成績優秀な学生さんにはこの「学士・修士一貫早期修了プログラム」について少し紹介しておきました。「学士・修士一貫早期修了プログラム」に参加する、ということは修士に進学するということす。短縮されているとはいえ学士を4年で終わる場合と比較すれば1年長い学生生活となりますから、予め保護者の方とも相談しておくことが必要ですね。また1年の後期も2年になっても優秀な成績を維持しておくことがなにより大切ですからね。

江頭 靖幸

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