太陽エネルギーは「再生可能エネルギー」なのか?(江頭教授)
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まず正解を書いておくと「はい、その通りです」となります。太陽エネルギーは太陽電池でも前回紹介した太陽熱温水器でも「再生可能エネルギー」に分類されています。例えば資源エネルギー庁の「なっとく再生可能エネルギー」のこちらのページでは再生可能エネルギーの定義を
エネルギー供給事業者による非化石エネルギー源の利用及び化石エネルギー原料の有効な利用の促進に関する法律(エネルギー供給構造高度化法)においては、「再生可能エネルギー源」について、「太陽光、風力その他非化石エネルギー源のうち、エネルギー源として永続的に利用することができると認められるものとして政令で定めるもの」と定義されており、政令において、太陽光・風力・水力・地熱・太陽熱・大気中の熱その他の自然界に存する熱・バイオマスが定められています。
と紹介しています。少々長いですがポイントは「永続的に利用することができる」というところ。それで何も問題はないのですが、いや気になってしまうんですよね。
「永続的に利用することができる」エネルギーを「再生可能」って言いますかね?せいぜい「永続的に再生することができる」位にしかならないと思うのですが、さらに一言。エネルギーって「再生」するんでしたっけ?
例えば太陽電池を例にして考えてみましょう。
ある晴れた日、太陽電池からのエネルギーを存分に利用したとします。石油などならエネルギーがなくなって終わりですが、あら不思議、太陽電池は翌日になっても同じ様にまたエネルギーを利用することができるのです。
いや、それはそうなんですが、このケースの場合、1日目に使ったエネルギーはなんやかんやで熱になったのでは。そして二日目のエネルギーは新たに太陽から届いたはず。だとするとエネルギーは全然再生してないじゃん。
と言うわけで私は「再生可能エネルギー」という呼び名はおかしいのではないかと思うのですが…。えっ、じゃあ何て呼ぶべきかって?そこはそれ「サステイナブルエネルギー」ではないでしょうか。
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