ポストコロナ時代は授業をするのも大変です(江頭教授)
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新学期が始まってもう2週間目に入りましたが、月曜日1限の授業で私は忘れ物をして教授室に取りに戻ったりしています。実は授業開始の初日、先週の月曜日1限にも忘れ物をして教授室にとりに戻っていて、これで連続2回めの忘れ物。とうとう本格的にぼけてきたのか。いや、そもそも授業に持って行くものが多過ぎじゃないか?
というわけで私が授業をするときの教卓を撮ったのが下の写真です。
まず右手奥側の教科書、そしてその手前のノートなどはオーソドックスな「教授のもちもの」ですね。でもノートの上に載っているスティック状のものはPC用のポインターだったりします。(紙の本物の)ノートの右隣にあるノートパソコンで使うのです。そのさらに右側の手前にあるのは紙挟みでメモ用の雑紙が入っています。右奥側にある黒い円盤状のもの、これは実はオンライン配信用のマイクだったりします。
さて、また紙のノートに目を戻してその手前にあるのはタブレットPC、iPad+ApplePencileです。そしてiPadの左となりにあるのは電卓ですね。
さあ、これで大体説明が済んだでしょうか。おっと、ノートの下にケーブルが覗いていますが、これはノートPC用の電源ケーブルです。
さて、私も昔はオーソドックスな「教授のもちもの」すなわち教科書とノートをもって黒板に板書しながら授業をしていたものです。ときどき紙のプリントを配ったりもしました。前日の夜に事務室で印刷したっけなあ。でも、そのうちMoodleのようなLMSが導入されて配布物はPCからのダウンロードに。それでプリントの印刷や持ち運びの手間は無くなったのですが、その代わりノートPCを持ち運ぶことになりました。
やがてノートPCがあるのでスライドを使った解説と交互に黒板に板書しながら例題を解く、というスタイルに変化。スライドを使う必要上スティック状のPC用のポインターを入手しました。
とまあ、ここまで来たところでコロナ禍が始まります。配信が当たり前になって持ち物にはオンライン配信用のマイクがプラスされます。そして板書もオンライン化が必要になったのですが、これはiPad+ApplePencile以外の選択肢はなさそうです。そうそう、オンライン配信を行うとPCのバッテリーの消耗が激しいのでノートPC用の電源ケーブルも持ち歩くようになりました。
最近コロナ禍は落ち着いたので配信自体はやめているのですが、授業動画の収録は続けています。発熱等で休んだ学生さんへの対策として、まあやらない理由は見当たらないかなあ、というのがその理由です。
あと何だっけ。そうそう、紙挟みとメモ用は授業の中でチョットしたことをメモするのに使います。学生さんからの申し出などの記録ですね。それから例題を解いてみせるときは電卓を使って計算結果を示すことも。
とまあ、こんな感じでコロナ禍以降、授業に持って行くものが増えました。こんなに色々あったら忘れ物をするのも仕方ないのでは?
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