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ハロウィンにやってくる「カボチャ大王」を信じていたはなし(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 「ハロウィン」というものが日本で一般に知られる様になったのはいつ頃からなのでしょうか。少なくとも私の子供時代(1960年代後半から1970年代)には余り知られていない西洋のお祭り、くらいの扱いだったと思います。海外製のドラマなどで「そーゆーお祭りがあるのだな」と知る程度。

 ハロウィンには子供達が近所の家を回って「お菓子をくれなきゃいたずらするぞ(Trick or Treat)」といってお菓子をもらうそうな。それにカボチャの実をくりぬいたかぶり物をして仮装するんだっけ。

 あ、そうそう、ハロウィンと言えば「カボチャ大王」も忘れちゃいけない。ハロウィンの夜によい子の皆にプレゼントを配って回るのですよね。

とまあ、これが私の認識だったのですが…。

 いや、「カボチャ大王」っていうのはピーナッツ(チャールズ・M・シュルツ氏の漫画。スヌーピーと言った方が通りが良いかも)に登場するネタの1つだったのですね。私は割と真面目に信じていたのです。だって、ほら、当時はハロウィンについての情報が少なかったですから。

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 さて、上の写真は本学八王子キャンパスの厚生棟にあったハロウィンの飾り付け。大学は本来学修と研究の場なのですから、キャンパス内では、世のお祭り騒ぎとは距離を置いてこれくらいのほのぼのした扱いがほどよいのではないかと、私は思います。

 近年、日本でもいろいろな場所でハロウィンの仮装パレード(?)などが行われる様になって来たのですが、それに伴うトラブルも目立っています。謂わば「伝統のない伝統行事」なのですから、これからもしばらくいろいろな試行錯誤をくり返してゆくのでしょう。日本の国に馴染んでゆくか、忘れさられてしまうのか。それは関係者の意識次第でしょうね。

 本学の学生諸君をはじめ、若者諸君にはこの外国のお祭りをほどよく楽しんで、良い落とし所を見つけてほしいものです。

江頭 靖幸

 

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