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八王子キャンパスに発電機が登場(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 下の写真、我々、応用化学科が所属する片柳研究棟の前で2023年12月21日に撮った写真です。

 ここに青い色のブロック状の装置が並べられると、ああ、今年もそんな季節になったんだなあ、などと思います。

Fig1_20231221204401

 この大きな四角い箱型のもの、じつは発電機です。なんでこんなものが?八王子キャンパスにはちゃんと電気が来ています。それどころか研究棟の地下には自家発電の施設まであります。

 ええ、「自家発電の施設がある」というところがポイントなのです。

 24時間、連続運転している自家発電施設ですがたまには点検も必要です。一年も終わりに近いこの時期に発電施設の点検を行うため、一旦キャンパスの電源を落とすのです。したがって八王子キャンパスの中は停電になります。

 土日で誰も居ないなら停電しても大丈夫?たしかに大部分はそれで済むのですが大学の研究室、とくに化学系や生物系の研究室ではそれで済まないものもあります。生物のサンプルや試薬を冷蔵庫で保管している場合、停電で温度が上がってサンプルがだめになってしまったり、試薬が蒸発して漏れ出す危険さえあります。

 そこで写真の発電装置の出番です。片柳研究棟の前に置かれた発電機からは長いコードがでていて、それぞれの研究室の停止できない装置に接続されてゆきます。発電施設の点検が終わるまでの二日間、それがこの臨時の発電装置の出番です。

Fig2_20231221204401

 と言うわけでこの非常用の発電機、今は明日からの出番を待っています。

江頭 靖幸

 

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