「実践工学プロジェクト演習」のこと(江頭教授)
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われわれ応用化学科が所属する東京工科大学の工学部では来年度(2024年度)にカリキュラムの改定を予定しています。その中で新たに導入されるのがタイトルにある「実践工学プロジェクト演習」。
「実践工学プロジェクト演習」と聞いて「ああっ、あれのことか」と分かる人は…いないでしょうね。この「実践工学プロジェクト演習」は研究室のインターンシップとでも呼ぶべきものなのです。
よく言うのですが、大学4年間の教育のメインディッシュは卒業研究です。与えられた問題に正解することが目的だった講義や学生実験とは異なり、答えのない問題に挑戦する研究が本格的に経験できるのはやはり大学の強みと言うべきでしょう。
現在のカリキュラムではこのメインディッシュに至るまで、3年間その準備としての授業を受け続ける訳です。(もちろん、授業で教わることにも大切なこと、役立つことがたくさんありますが。)
これでは少々待たせすぎでは。いや、そもそもメインディッシュである研究がどういうものか分からないまま授業を受け続けるというのでは気合いが入らないのでは。そこで研究体験のインターンシップを各研究室で体験をしてもらおう、という訳です。
このように考えて新たに開講することになったのが「実践工学プロジェクト演習」ですが、この授業は
- 各研究室が主催。それぞれの研究室の研究の実際を体験通じて学んでもらう。
- 半期単位で1年生前期から参加可能。単位も認定される。
- 夏休み・春休みの実施も可能。
という内容。
この授業は選択制で、複数回取得することも可能です(ただし1期に取得できるのは1単位まで)。
各研究室で何をやっているのか。説明だけでは仲々分からない部分も多いことでしょう。この授業での経験を通じて卒論の研究室の選択に活かす、というのもこの「実践工学プロジェクト演習」の利用方法かなあ、などと考えています。
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