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期末試験と追試とインフルエンザ(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 先週このブログでも触れましたが本学八王子キャンパスは現在期末試験期間中です。もっともほとんどの試験は既に終了。私も月曜日と火曜日に自分の科目の試験を終えました。で、この期末試験、どちらも欠席者がやや多いのが気になりました。

 欠席者に追試についての問い合わせのメールを送ってみると「40℃近い熱で…」などの申し出が。そうか、まだインフルエンザが流行っているのかも。

 そう思って調べてみたのが国立感染症研究所」の「インフルエンザ過去10年間との比較グラフ(第1週 1/19更新)」というページです。このページは私がインフルエンザについて調べるときにいつも参考にしているページで、以前にこのブログでも何回か触れています。(こちらとか、こちらとか、こちら。)

 さて、この冬のインフルエンザはどうなっているのでしょうか。

Photo_20240126061601

 2024年に入ったので一番目立つ赤い丸のキーは2024年のデータに。でも第1週の1点しかまだ載っていません。1月19日更新とありますが集計には少し時間がかかるのですね。その第1週のデータは12ぐらいでしょうか。おっと、このグラフの縦軸は「特定の医療機関に何人の患者が訪れたか」という数字だそうです。簡単な指標ですがインフルエンザの流行状況が明瞭に示されていて分かりやすいグラフですね。

 その前は既に去年のデータということで水色のダイヤ型のキーになっています。グラフを見ると49週、12月の第1週辺りをピークとして減少傾向にあり、年末最終週には22ぐらい。2024年の第1週は激減していることになりますが、年初第1週というのはイレギュラーな点かも知れませんね。

 何はともあれ、この冬のインフルエンザはピークを越えたようです。以前の記事では昨年43週までのデータを見て

  • 「今年の末から来年の初めにかけて空前のインフルエンザの大流行が起こる」
  • 「この冬のインフルエンザの流行は10週間ほど前倒しだ」

という二つの予想を書いたのですが、どうやら後者の方が当たったようです。

江頭 靖幸

 

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