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「スライド映写機」って知ってますか?(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

「スライド映写機」って知ってますか?と、タイトルの質問をされたら

 スライド映写機って言われても、いやいや「映写機」ってそもそもプロジェクターのことでしょう。要するにスライドプロジェクターのことじゃないですか。知ってますとも。

という人も居るかと思いますが、いえいえ、これはあなたの思っているスライドプロジェクターとは違うのですよ、と言っておきたいですね。wikipediaから引用しましょう。

スライド映写機は、写真フィルムに光を透過させて映像(静止画)を映し出す装置で、その多くではスクリーンに拡大投影することを目的とした。

とのこと。(2024/01/29閲覧)

 私が卒論発表をしたころ(今から40年位前)は、プレゼンで図や写真を示す場合には、このスライド映写機を使っていたのです。                                                                                                                                                                                                                  

 

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 写真のフィルムを拡大投影するのですね。なるほど、写真は分かりますが図というのはどういうことなのでしょう?手書きの図を写真にとるのですか?

はい、その通りです。当時、図は全て手書きでした。それを写真に撮ってフィルムにするわけです。これ、操作としてはその通りなのですが、実は少し説明が必要。

 図を手書きするまでは自分達で行ったのですが、その図を写真にとる作業は実は写真屋さんに任せていたのです。写真屋さんはおそらく照明を当てて撮影台をつかってきれいに原稿を写真に撮ってくれたのだろうと思います。素人が普通に写真を撮ったのとは段違いのクオリティのスライドを準備してくれたものです。

 さて、賢明な諸君なら既にお気づきのことでしょう。手書きの図を写真フィルムに写し撮ってスライド映写機を利用するというこの手順、じつは間に写真屋が入ることから、発表の少しまえまでに図を完成させておかなければならないのです。発表日に向けて予め余裕をもって作業することが必要なのですが…私などは時間が足りなくて苦労したこともしばしばでした。

えっ、写真フィルムって何かって?写真屋が分からないって?そこからかー!!

江頭 靖幸

 

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