授業点検に参加した「プロセス工学」の授業(江頭教授)
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前回の書き出しはこんな感じでした
「授業点検」という本学の制度についてはこのブログでも紹介したことがあります(こちらの記事とか)。今年の後期の授業点検に「プロセス工学」という科目があったので、ああっ「懐かしいなあ」と思った、というのが今回のお話し。
で、前回の記事、よく見たら肝心の授業点検に参加した「プロセス工学」の話をし忘れているではないですか。ということで、今回はそのお話しを。
まずこの「プロセス工学」の授業、実は応用化学科の授業ではありません。本学工学部の三つある学科の一つ、電気電子工学科の授業なのです。前回紹介した「プロセス工学」が実は「化学プロセス工学」の事だったのに対して、この「プロセス工学」は「電気電子プロセス工学」…ではなくて、実質的に「半導体プロセス工学」なのです。
電気電子工学科の先生に
この内容なら「半導体プロセス工学」という名称にするべきでは?
と聞いてみたのですが、
いや、「プロセス工学」といえば普通は「半導体プロセス工学」の事ですよ
とのこと。所変われば品変わる、とでも言うのでしょうか。
さて、肝心の授業の内容ですが、これは前回紹介した化学プロセスの「プロセス工学」とは非常に対象的で、半導体の造られる過程、というかプロセスを時間順に教科書に沿って解説してゆく、というスタイルでした。
これはこれでOK。半導体製造のプロセスは複数の違った原理に基づいた工程が組み合わさっていて、説明するべき内容は多岐にわたるのですが、製造プロセスという性質上、上流工程から製品の出荷まではっきりした一連の流れがあります。この教科書も仲々良いできなので、この授業の進め方がしっくりくる内容なんですね。
さて、この授業では先生の実体験や、実際の業界の動向のニュース記事や最新技術の解説を取り入れられていて、そう言う意味で別の方向での工夫が見られる授業でした。
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