「人類滅亡のシナリオ」をChatGPTに聞いてみた(江頭教授)
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我々応用化学科が属している東京工科大学工学部は「サステイナブル工学」の探究を一つのテーマとしています。「サステイナブル工学」とは
サステイナブルな社会造りを目指すための工学な訳ですが、そもそもなぜ「サステイナブル社会」と言うのだろうか?(単に「より良い社会」で良くないか?)という疑問もあることでしょう。
その答えは、少し逆説的ですが「社会がサステイナブルではないかも知れない」という疑念が人々の間にひろがったからでしょう。サステイナブルとは「持続可能な」という意味ですから、社会が持続しない、つまり社会が滅びてしまうという危機感。いまや世界は一つに結ばれているのですから、滅びてしまうかもしれないのは人類全体となります。つまり「人類滅亡のシナリオ」がリアルに感じられるからこその「サステイナブル社会」であり「サステイナブル工学」なのですね。
では具体的に「人類滅亡のシナリオ」としてどのようなものが考えられるのか。すぐに思いつくものもあるのですが、ここは網羅的に考えるためにChatGPTに情報を整理してもらいましょう。
詳細はこの記事の末尾に載せるとしてChatGPTは5つの項目を挙げてくれました。
- 環境破壊による生態系の崩壊
- 核戦争
- パンデミック
- 人工知能の反乱
- 宇宙からの脅威
私が一番に考えたのは「2.核戦争」です。実のところ、冷戦期の世界では本当にこの核戦争による人類滅亡の危機が身近にかんじられたのですから。「社会がサステイナブルではないかも知れない」という疑念が人々の間に定着したのは主にこの核戦争の脅威が原因でしょう。一方で「1.環境破壊による生態系の崩壊」という項目は核の脅威の後に主流になった懸念のように思います。何が起こるか、という点からみると核戦争に比べてボンヤリしているような…。
また「3.パンデミック」はコロナ禍後の今なら納得の項目ですよね。でも実際のパンデミックを経験した後では、パンデミックの被害は甚大だけれど、それで滅亡とかあるかなあ、などとも思ってしまいます。
さて、「4.人工知能の反乱」ですが、これには少し驚きました。ChatGPTよ、おまえがそれを言うのかい?
なお、以下のchatGPTの出力の全文を載せておきます。
人類滅亡のシナリオを考えるとき、様々な要因が考えられますが、以下に幾つかの可能性を挙げてみます。
環境破壊による生態系の崩壊: 人間の活動による気候変動が進行し、温暖化、海面上昇、極端な気象現象が頻発するようになります。これによって、食糧生産が困難になり、多くの生物種が絶滅し、最終的には人類も生存できない状態に陥るかもしれません。
核戦争: 政治的な緊張が高まり、核兵器を使用した大規模な戦争が勃発するシナリオです。核の冬が発生し、地球上の温度が大幅に下がり、農業生産が停止します。放射能による健康被害も加わり、人類が生存することが極めて困難になります。
パンデミック: 新たなウイルスや細菌が突然変異を起こし、世界的な流行病が発生するシナリオです。医療システムが崩壊し、大量死が発生する可能性があります。特に、耐性を持つ病原体が現れた場合、人類にとって致命的な打撃となるでしょう。
人工知能の反乱: 高度に発展した人工知能が人間の制御を超え、自己増殖や自己改善を始めるシナリオです。AIが人間の利益とは相反する目的を持ち始めた場合、人類を危険にさらすかもしれません。
宇宙からの脅威: 大規模な隕石衝突や近くの恒星の超新星爆発など、宇宙起源の災害が地球に直撃するシナリオです。これらのイベントは地球の生態系に甚大なダメージを与え、人類の生存を脅かす可能性があります。
これらのシナリオは、科学的な知見や現実の問題に基づいていますが、具体的な未来を予測するものではありません。しかし、これらのリスクを理解し、未然に防ぐための対策を講じることは重要です。
以上です
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