今学期の履修登録はひと味違うぞ、という話(江頭教授)
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履修登録についてはいままでも何度かこのブログで触れています。例えば2018年10月2日付けの記事では
さて、以前も紹介しましたが大学の授業は基本的には選択性になっています。この授業を受けることができませんとか、この授業は受けておく必要がある、といった規則はありますから、完全に選択性と言うわけではありません。しかし、基本が選択性である以上、授業を受けるためには学生諸君が自発的に「自分はこの授業を選択します」と宣言してもらわなくてはならないのです。小学校から高校までのように時間割に書かれた教室に行けば授業を受けたと認定される、という分けではありません。
学生諸君が授業を選択したことを宣言するための仕組みが「履修登録」です。本学では約1週間の履修登録期間にWEB上で学生が各自の履修する授業を登録することができる様になっています。その期間に体調を崩した人は自宅から登録することも可能です。
などと書いています。さて、ここまでの部分は今でも大体成り立つのですが、今回は「今学期はひと味違うぞ」という部分を紹介しましょう。履修登録をする期間がいままでは学期が始まった後だったのですが、今期は授業開始の前になっているのです。
そもそも履修登録は「授業を受けるぞ」という宣言だとするならば、履修登録は授業開始前に済ませるのが妥当なのでは。それが一体なんで授業開始以後になっていたのか。そっちの方が不思議な気がしますが、その理由も2018年10月2日付けの記事に。
最初の1回は様子見として、2回目、3回目以降は履修する科目を決めてきちんと出席する、履修登録はその決意を表明する機会だ、といえば少々大げさでしょうか。
つまり、授業の最初の1回はお試しだ、という解釈ですね。これは学生さんにとってはメリットかも知れませんが、我々教員にとっては少々厄介です。だって授業が始まっても「どの学生がこの授業を受講する生徒か決まっていない」という状態になるのですから。それに「第一回はお試し」だとしても学生さんができるのは「外れの授業を取らない」ことだけで、他の授業に切り換えることはできない(重複する授業は最初の一回には参加できないから)のです。
と言うことで、今期からは授業開始前に履修登録を行う、ということに。学生さん達は第一回の授業をどこで受けるか、時間割を確認するのと同時に履修登録を行うことになりました。そして第一回を受講して、もし「これは思っていたのと違う」となったら…実は履修登録の修正期間が授業開始後に設定されているのです。(でも、なるべく期待に添える授業をしたいですね。)
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