エネルギーの将来象(江頭教授)
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我々応用化学科が所属する工学部の大学院は「工学研究科」ではなく、「サステイナブル工学研究科」という名称です。サステイナブル工学の確立を目指す、という方針を明白に示した名称ですね。その大学院の授業のなかで私は「サステイナブル工学概論」という授業を受けもっています。
この授業の中で「サステイナブル社会」についてレポートを書いてもらいました。具体的には2050年以降の社会がどうなっているか、という課題です。
レポートでは未来の、というか2050年のエネルギー源についても質問しました。どんな答えが返ってくるのでしょうか。
おそらく皆さんのご想像の通り、一番多かった回答はのは太陽光発電を中心とした再生可能エネルギーが2050年、そしてそれ以降の主要なエネルギーになる、という回答でした。
もしこのブログを読んでいるあなたが高校生か大学生なら、この回答はいたって「普通」だと感じたはずです。でも、私には、いえ、私の年代の人間にとってはある意味感慨深い回答なのです。