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プレゼンテーションでスライド使えるのはありがたいこと(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 我々応用化学科は東京工科大学の工学部の一部ですが、その工学部と接続している大学院が工学系研究科・サステイナブル工学専攻です。今年度からサステイナブル工学専攻の新しい授業、「サステイナブル工学特論」という授業を開始したのですが、その中で大学院生の皆さんに「自分の研究とサステイナブル工学」について語る動画ファイルを作ってもらいました。

 動画は二つ。一つは約3分のショートプレゼン。スライド使用した学会の口頭発表や修士課程の最終審査のようなスタイルですが時間が3分と短いところがポイント。専門家ではなく一般の人(たとえばお父さんやお母さん、と言ってあります)を対象として自分が何を研究しているかを説明するものです。

 もう一つの動画は口頭のみでの研究紹介。こちらは1分ともっと短くなっていて、一般の人から「あなたは何を研究しているのですか」と聞かれたときの回答を想定しています。

 短く話す、ということは自分の研究を客観的に見て重要だと思われるポイントを絞り込むことが重要。その重要なポイントは、さて、サステイナブルな社会の実現にどう関係しているのでしょうか。

 まあ、これがこの課題の意義なのですが、今回学生さん達が作ってくれた動画をまとめて何本か見て思ったことが今回のタイトル。「プレゼンテーションでスライド使えるのはありがたいこと」でした。

 1分のスライド無し動画を見ると下の図のようなことに。

 

Fig1_20240621072201

「えっ、クレージーキャッツ?谷啓?」「それはガチョーンだから。」

 スライドつきの3分版のショートプレゼンを見るとこの通り。

Fig2_20240621072201

 いや、そもそも日本語は同音異義語が多数で、それを漢字表記で区別しているのが実情ですよね。文字がなくて音だけだとかなり紛らわしい。

 口頭のみで話すなら「可聴音で」と言う代わりに「音、それも普通に聞こえる音でですね、」などと言葉を足さないと。

 この授業は「サステイナブル工学特論」なので本来は大学院生の皆さんの研究とサステイナブル社会、サステイナブル工学との関わりについて議論したかったのです。でも、それ以前の段階で新たな気づきに出会ってしまいました。新しい授業の新しい試みなので新しい発見が付きもの、ということですかね。

 

江頭 靖幸

 

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