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コロナ禍とテレビ視聴率(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 平成から令和に、コロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻などいろいろな事件で今は世の中が大きく変化している時代だ、そんな記事をここのところ続けて書いてきたのですが、今回の記事ではたまたま目にしたテレビの視聴率の大きな変化について紹介しましょう。ネタ元は「ガベージ ニュース」というサイトの「各局とも凋落続く…主要テレビ局の複数年にわたる視聴率推移(最新)」という2024/05/30の記事です。

 「ガベージ ニュース」は概要の説明として

経済・社会情勢分野を中心に、官公庁発表情報をはじめ多彩な情報を多視点から俯瞰、グラフ化、さらには複数要件を組み合わせ・照らし合わせて解説を行うサイトです。

とある様にいろいろな情報がまとまっていて非常に興味深い情報に触れることができるサイトです。私にとっては、特に意図的に見に行くことは少ないが検索してたどり着くことが間々あるサイト、というイメージです。

 さて、件のテレビ視聴率について。以下のグラフがガベージ ニュースの記事の引用で、世帯での視聴率(HUT:Households Using Television)のゴールデンタイムでの値の推移を示しています。

Gn2024052904

引用元:ガベージ ニュース「各局とも凋落続く…主要テレビ局の複数年にわたる視聴率推移(最新)

 いや、なんというかこれは……。ある意味、見事とした言いようがない。2020年のコロナ禍の始まりに少し上昇したあとは「つるべ落とし」という表現がぴったりな劇的な下落を示しています。

 情報元のガベージ ニュースの記事でもいろいろ考察されていて、テレビ視聴の方法が多岐にわたるようになったこと、タイムシフト視聴の存在などが議論されていますが、これだという原因ははっきりしていない様です。

 個人的な経験の範囲で考えるとコロナ禍の前と後とでは「動画」に接触する機会は逆に増えていると思います。そしてコロナ禍以前は動画といえばテレビがメインだったのですが、コロナ禍後は必ずしもそうではなくなった。テレビの視聴率の下落は別に動画への興味の消失ではないように思いますが、はて実際はどうなのでしょうか。

 原因の分析は難しいところですが、結果は否応なく付いてくるもの。テレビ局にとって令和はつらい時代ではないか。他人事ながら心配になってしまう程の激変ですね

江頭 靖幸

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