「Sience English Camp in Tokyo University of Technology 2024」を開催しました(江頭教授)
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今回は先週の土日、7月27日と7月28日に本学の八王子キャンパスで我々応用化学が主体となって開催したイベントについて紹介しましょう。
「サイエンスイングリッシュキャンプ in 東京工科大学」は化学の実験を、最先端の設備を持つ東京工科大学の応用化学科の学生実験室で体験する、高校生向けのプログラムです。タイトルに「イングリッシュ」とあるのは実験中は英語でコミュニケーションをとることになっているからです。
高校生が大学など専門的な研究機関に来て実験などを体験する、という試みとしてのサイエンスキャンプは一般的に行われている試みだと思います。ただ、そこに英語でのコミュニケーションという要素を加えたものは珍しいのではないでしょうか。「ものづくりと産業のグローバル化が進み、エンジニアにも国際的なセンスや語学力が求められる現代」に対応したプログラム、ということですね。
まず初日の27日には本学科の教授で副学長でもある山下先生の挨拶。英語でのスタートで如何にも「イングリッシュ キャンプ」という雰囲気に。日本語も交えながらMITでの海外体験を通じて国際交流の楽しさ面白さ、そして重要性をお話されました。
続いて、いよいよ実験が始まります。実験テキストは英語。実験を実施するときはグループを作って行いますので、そのグループ内でのやり取りも英語です。もっとも、全てのコミュニケーションが英語、と言うわけではありません。実験に際しての安全に関する注意など、一部には日本語での講義もあります。
このイベント、本学の応用化学科が設立された翌年の、2016年からスタートし例年この時期に実施されています。コロナ禍のために開催できない期間もありましたので9年前からの実施で7回目の開催となります。
さて、つづく二日目の28日。参加者の高校生諸君はすでに実験を終わらせています。その結果をまとめてポスターを作成し、それを使って発表するまでのほぼまる一日の作業。最初はデータの解析からスタートして書く内容を確定、レイアウトを決めて作成に入ります。PCではなく、模造紙をつかってみんなで手作りするポスターというのも大学では新鮮です。我々が準備したプリンターをつかって写真を印刷して貼り付けたり、模造紙にそのままマジックで書き込んだり。作り方も班ごとにいろいろでしたね。
その後のポスター発表会では我々大学側の教員が各発表を聞いて回ります。各ポスターを採点して優秀ポスター賞を選出するのですが、発表会後はすぐに終了セレモニーとなり、そこで表彰をすることになるので選考会は結構大変でした。
その終了セレモニーですが、優秀ポスター賞に加え、個人ベースでの表彰も含めて山下副学長から表彰状を手渡した…のですが、おっと残念。先ほど述べたとおり時間がタイトで印刷が間に合いませんでしたから、今回の表彰状は参加証共々、終了後に郵送するという手はずに。副学長から渡された表彰状は早々に回収されました。
最後は今回の実験・発表を行った建物のエントランスホールで記念撮影をおこなって終了、解散となりました。
今年の「Sience English Camp in Tokyo University of Technology 2024」は終了しましたが、イベント自体は毎年実施されて恒例行事となっています。興味をもった高校生の方は来年度の参加を検討されては如何でしょうか。
江頭 靖幸
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