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「可も不可もない」成績(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 高校の通知表、私の時は5段階評価でしたが、今はどうなっているのでしょうか。大学での評価は「優・良・可・不可」の4段階。最後の不可は別格なので実質的には「優・良・可」の三段階評価だったのでしょう。昔の小説などでは「甲・乙・丙・丁」という評価が出てきますが、はて丁は落第点だったのでしょうか。

 さて、本学の成績評価は「S・A・B・C・D」となっています。「A・B・C・D」は「優・良・可・不可」の言い換えとして、Sって何よ?一応「秀」ということになっていますが、秀は優より上なんでしょうか。いかにもとってつけたような名前です。おそらく、実質的には三段階、という評価では不足になったので後付けで造られたのではないかと推測します。(そのうち、SRとかSSRとか出てくるのでしょうか…。)

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 先ほど「不可」は別格と書きました。これは「不可」は授業の成績評価というより単位取得の評価だからです。不可をとってしまうと単位が取得できません。一応、「可」であれば成績は良くないものの単位はとった、ということになります。しかし、不可の成績をとると、もう一度おなじ授業を受けないと単位を取得することができません。本学の場合は「D」がそれに当たりますが、実は他にも単位を取得することのできない評価があります。それが「X」(エックス。限りなくバツに近い感じですが)です。これは授業を受けたけれど点数が低いからダメ、という意味ではなくてそもそも授業や試験に出てきていない、評価不能だ、ということを意味しています。「X」のひとは「まだ本気を出していない」のかもしれませんね。

 おっと、表題の「可も不可もない」成績について。「優・良・可・不可」の成績評価で「可も不可もない」ということは優と良しかないことになります。優良な成績でとても「可も不可もない」レベルでは無いですね、という冗談です。ちなみに私は「可も不可もない」成績に今一歩で手が届きませんでした。(えっ、どっちの意味か?それは聞かないでね。)

 

江頭 靖幸

 

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