AppleWatchはどうやって移動距離を測定しているのだろう(江頭教授)
| 固定リンク 投稿者: tut_staff
最近、定期的な運動で体重を減らしたという話、昨日の記事でも触れたのですが、その「定期的な運動」の際に気が付いたことについて今回は書かせてもらいましょう。
「定期的な運動」の具体的な内容は毎朝早朝、2km程度のジョギングで15~20分程度のもの。ちなみに朝のジョギング自体は以前から断続的に行っていたのですが、距離を短くして短時間で済ませるようにしたら長続きするようになりました。
長続きのため、もう一つの工夫したのがジョギングの際の持ち物。以前はポータブルのカセットテープレコーダー(いや、プレイヤーか)などを持って走っていたのですが、その準備がいつの間にか億劫になってしまうのですよね。ICの音楽プレーヤーやiPhoneなど、いろいろ変遷したのですが今では腕時計型の端末、AppleWatch一択になっています。
こうなった理由は大きく三つ。時間が短いので別に音楽などを聞いて時間を潰す必要がないのが一つ。もう一つはジョギングに出る際にわざわざ準備する必要がないという手軽さ。そして三つ目がランニングの記録を取ってくれるという便利な機能です。
とまあ、ここまではAppleの回し者のような態度なのですが、(いや、違いますよ)実は少し疑問に思う点もあるのです。
AppleWatchにはデフォルトえ「ワークアウト」というアプリが入っていてランニングの開始時にスタートしておくと1km走る毎にそのタイムを教えてくれるのです。日によって変わるスピードを確認してその日の体調を確認することがすっかり習慣になったのですが、いや、少々疑問もある。
私は毎朝決まったコースを走るのですから、ランニングのスタート地点から1kmの位置は常に一定のはず。にもかかわらずAppleWatchのワークアウトがラップタイムを教えてくれる場所が日によって変動するのです。これは一体どうしたことか。一度、AppleWatchをアップデートしたことがあるのですが特に状況は変わりません。ということは古いAppleWatchの不具合とかではなくAppleWatchシリーズの仕様なのでしょう。
何か変だと気になっていたのですが、先日この1kmの位置の変動がいつにも増して大きくなる、具体的にはいつもよりずっと短い距離(少なとも100mは短い)でラップタイムの読み上げが始まったのです。一体何が……後で気が付いたのですがワークアウトで設定した運動のモードが「ランニング」ではなく「ウォーキング」になっていたのでした。
でも納得は出来ません。「ランニング」だろうが「ウォーキング」だろうが、1kmは1kmだよね。
AppleWatchは一体何を測定して1kmの距離を判断しているのでしょうか。GPS機能を使って各時間の位置を測定して移動距離を求めていると思っていたのですが、だとしたら運動モードで距離が変わるというのは解せません。もしかしたら身体運動による加速度を使ってデータを補っているのでしょうか。あるいは心拍数や呼吸速度なども補足情報として使っているのか。
気が付いてみると私は、AppleWatchはどうやって移動距離を測定しているのか、そしてその結果がどのぐらい正確なのか、何も知りません。これはさすがに不味いのではないでしょうか。
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