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土曜日は半ドン(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 このブログを読んでいる皆さんがもし高校生なら「半ドン」という言葉は聞いたことがないかも知れませんね。

 私が学生だったころ、まだ週休二日制は一般的ではありませんでした。ですから土曜日も普通に授業がありましたが、それでも土曜日にはフルに授業があるのではなく、その数が減らされているのが普通でした。

 確か小学生の頃には土曜日の授業は午前中で終了。家に帰ってから家族で昼食を摂っていたことを記憶しています。

 今にして思うと半日の授業のためにわざわざ登校していたのかと考えるともっと有効な時間の使い方があるのではないか、などと考えてしまいます。でも当時の私は早く帰れるというだけで土曜日を心待ちにしていたものです。

 おっと「半ドン」の話でしたね。この土曜日に午前中で授業(あるいは仕事)が終わって、のこり午後の半日が休みになることが「半ドン」と言われていました。土曜日の朝、学校で「今日は半ドンだよね」などと言ったわけです。

 でもなんで「半ドン」なのでしょうか?

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 例によってAIにたずねて……みたのですがCopilotにどう考えても嘘な回答(「週休二日になって日曜日の他に金曜日が休みになった」そうです)をされたので、ここはオーソドックスにWikipediaを引いてみましょう。

 諸説あるそうですが、Wikipediaの著者が第一に挙げているのはオランダ語の「zondag」(日曜日)がなまった休日を意味する「ドンタク」ということばが元となり、半分の休日という意味で「半ドン」となったという説。明治時代からの伝統だそうですが週休二日制が一般になった今では「死語」だとのこと。それはそうですね。

 さて、今にして思うとよく「週休一日制」でやってこれたなあ、などと思います。私も年を取ったということでしょうか。週に二日は休みがないと体力的に持たない気がします。昔の人はどうしていたんだろう。あっ、だから昔は55歳が定年だったのかもしれません。

江頭 靖幸

 

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