「世界が良くなっている事を示す すごい 映像」に字幕が付いていた(江頭教授)
| 固定リンク 投稿者: tut_staff
先日の「世界が良くなっている事を示す すごい 映像」という記事、実は昔の記事の採録だったのです。初出(というほどでもないですが)は2015年5月29日のこちらの記事。古い記事なのでアクセスしにくくなっているかと思っての採録で、もちろん、内容は古くなっていないと考えてのことです。
とはいえ、全く同じというわけにはいきません。この約10年間の間に変更が必要な部分もありました。それは
この すごい 映像を、ぜひ一度見てみてください。音声は英語で字幕もありませんが、聞き取りやすい英語での平易な説明、それと圧倒的な映像の力でこの200年に世界の人々がどれほどrichに、healthierになっていったか、が誰にでも分かるように表現されていると思います。
という部分。いや、「聞き取りやすい英語での平易な説明」はそのままですし「圧倒的な映像の力」も全く古びてはいません。それに「音声は英語で」まではOK。でも「字幕もありませんが」が違っているのですね。
件の記事を採録する前にもう一度見直したところ、なんか字幕がついている。どうやら「スペイン語」の字幕なのだが……なんでスペイン語?
よくわかりませんが、画面に出ている歯車のアイコンをいじってみると、スペイン語からの自動翻訳で日本語の字幕も出力できるようです。これなら英語が苦手な人にもお勧めし易いですね。
さて、実際に自動翻訳の日本語字幕で見てみたのですが、うーん、これはいかがなものでしょうか。なぜでしょうか。かなり読み取りにくいと感じてしまいました。
確かに日本語字幕が出てくるのはありがたいのですが、問題はそのタイミング、そして文章の長さです。
何と言いましょうか。字幕の出てくるタイミングが遅いのが気になる。英語で話しが進んでいて、なんとか意味をくみ取ろうとしている、まさにその瞬間に字幕が出てくる感じなのです。しかも字幕の日本語が長くて読みずらい。いえ、普通ならそれほど読みずらい文章ではないのでしょうが、英語の聞き取りと一緒に理解しようとすると、やはり読みずらいという感覚になります。いっそ、英語音声を消してしまえば、とも思いましたが、今度は字幕のセリフのタイミングがわからない。このセリフ、どこを指さしているときにしゃべったんだろう。
こうしてみると映画などに出てくる字幕はよく考えられているのだろうと思います。実際のセリフと同時に画面にでてくる日本語字幕は読みやすくてコンパクト。一目で大体の意味が分かります。それを頭に入れて実際のセリフを聞くと英語の細部のニュアンスが伝わって、なんとなくそのセリフを日本語で聞いたような気になってしまいます。(いや、まあ、思い込みですよね。)英語のセリフを聞くためにちょうど良いアシストをしてくれているのですね。
とまあ、今年2025年にはこんな記事を書いたのですが、「AIの進化のおかげでしょうか。絶妙なタイミングで分かりやすい日本語字幕を生成してくれるのです」などという文章を書く日が来るのでしょうか。それは意外と近い将来で、2035年とかではないだろうという気がします。
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