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卒業研究発表会の反省会(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 卒論発表会が先週の木金、そして金曜の夕方には判定会議が行われました。これで卒業研究は終了と思う人も居るかも知れませんが、そういうわけではありません。卒論発表会では質疑応答がありました。なので、その質疑を反映させたものが正式な卒業論文となるのです。

 実際、卒業論文提出日に出してもらった論文は「審査用」と表紙に明記されています。つまり、審査の結果を受けて修正した最終版を別途提出することが最初から予定されているのですね。

 さて、タイトルの「反省会」ですが、これは別に応用化学科のイベントではありません。発表会の質疑を受けて対応を検討する会を私が勝手にこう呼んでいるだけです。一人一人の学生さんと、どんな質問があったか、何と答えたか、そして本当だったらどう答えるべきだったか(巧く答えられない人も多いものです)を検討してゆきます。

 質疑応答を卒論に付記するのはもちろん、卒論を部分的に修正する。データを整理し直して表やグラフを作り直す。場合によっては実験を追加するのなど、それぞれのケースに応じていろいろな対応があります。

 

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 卒論の正式な提出は発表会終了の約2週間後の金曜日。残された時間は少ないのですが卒論発表会に向けて実験の技術も研究への理解度もピークに達している学生さん達ですから、この期間の修正の効果は絶大だ、と言い切りたいところですが、絶大な「場合もある」と付けておきましょう。

 また、教員間で行われた判定会議において「条件付きで」というケースもあるのです。「この約2週間をつかって○○を達成出来たら成績は××に」といった形。成績が変わるだけでなく、そもそも成績が付くかどうかも条件付きがあり得ます。(もちろん、今年、そういうケースがあったかどうかという生々しい話にはついては明言しませんが。)

 なにはともあれ、卒業論文の最終提出まであとわずか。学生諸君にはもう一踏ん張りしてほしいところです。

江頭 靖幸

 

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