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2025年4月

2025.04.30

東京工科大学のゴールデンウィーク(江頭教授)

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 世の中的にはもうゴールデンウィークは始まっているのでしょうか。昨日(2025年4月29日)の火曜日が昭和の日。ここから休日がスタートして来週の火曜日までの1週間、断続的に休みがある、というのがカレンダー通りの場合です。今年は何やら休日の並びがイマイチ。中途半端に休みの日と休みでない日が並んでいてゴールデンウィークの「ゴールデン感」みたいなものが薄れているのでは。連続して休めるのが5月3日の憲法記念日から5月6日のみどりの日の振替休日までの4日間というのは少し寂しいですよね。

 会社や学校によって、あるいは個人によってそこら辺を巧く調整する、というのはあり得る話。というか、われわれ応用化学科が所属する東京工科大学の八王子キャンパスもその調整を行っている組織の一つなのです。

 まず手始めは昭和の日の休日を「休日授業開講日」にすること。一見授業が増えていやなことのように見えますが、この「休日授業開講日」の代わりに5月2日を臨時休業日にしています。これで連続5日間のお休み。

 おっと、忘れていました。本学の創立記念日が偶然、たまたま5月1日でした。もちろん、創立記念日はお休みなので5月1日から5月6日までの連続6休となります。

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2025.04.29

今日は休日なのですが(江頭教授)

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 今日は昭和の日。世間的には春の大型連休、ゴールデンウィークのスタートでしょうか。しかし本学は違います。ゴールデンウィークはまだお預け。今日も頑張っていきましょう。そう、本日2025年4月29日、本学は祝日授業開講日なのです。

 さて、祝日授業開講日について説明しましょう。 別に「祝日授業」という特別の授業がある訳ではありません。祝日ですが、「授業を開講」する日、という意味です。

「祝日なのに授業が有るなんて!」もしあなたが高校生(あるいは中学生、小学生)ならそう思うかも知れませんね。

 大学の科目は原則として14回の授業と1回の期末試験とで構成されています。ですから前期・後期、それぞれ15週間で終わります。つまり、年間30週間しか授業は無い、ということです。高校まではいつも授業があって、その間に休みがある、という感じでしたが、大学では30週間の授業を一年間に割り当てる形になっていて、それ以外は休み、ということになるのです。休日の意味合いが違っていて、比較的自由に授業期間を設定できるのです。

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2025.04.28

保護者懇談会実施しました(江頭教授)

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 先週末、4月26日、27日の土日に、本学の厚生棟で保護者懇談会が開催されました。

 本学の保護者懇談会は春と秋、二回行われています。ご多分に漏れずコロナ禍で一時中断したのですが、一昨年の春から再開されました。以前は「成績に不安のある」学生さんの保護者の方々に案内を送っていたそうですが今年は全員を対象としたそうです。そのため今回の参加者は以前の倍以上に増えたとのことです。

 会場は本学の厚生棟という建物(下の写真)です。休みの日なのでこの厚生棟内に設置されている学生食堂を面談会場として利用しています。先述のとおり参加者が増えた影響か、会場のブースもいままでより密に配置されていた様に思います。

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2025.04.25

「パンデミックで人類滅亡」はあり得るか その3 (江頭教授)

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 前回の記事では

致死性が高い病原体は感染力が低く、感染力の高い病原体は致死性が低い。

と述べましたが、その理屈づけはともかく「それって正常性バイアスじゃないの」と言われると少し弱い。そもそもコロナ禍でいろいろな予想がひっくり返ったことを思い出すと「致死性が高く感染力も高い」という病原体の出現についても考えておくべきでしょう。ということで、タイトルに戻って、「パンデミックで人類滅亡」はあり得るか、が今回のお題です。

 致死性も感染力も高いウイルスが出現した場合、もっとも強い対応として考えられるのは中国のゼロコロナ政策でしょう。日本を始め多くの国にはまねのできない対応ですが、それでも仮にこのレベルの対策が全世界でとれられると考えてみます。ゼロコロナ政策の実施による負影響も当然予想され、発展途上国においては人の生き死にに関わる弊害も予想されます。いえ、経済的な影響などを考えれば先進国もその影響を受けると考えるべきでしょう。致死性の高い伝染病であることを踏まえればそのような対策も正当化されるかも知れません。

 しかしながら、中国のゼロコロナ政策によっても結局COVID-19を消滅させることはできませんでした。それどころかより感染性の高い株が出現するにつれゼロコロナ政策によってすらコロナの発生を止めることができなかったのです。(実際には致死性が激減したことによりコロナとの共存が可能になったという側面も大きいでしょうが。)

 ゼロコロナ政策のような強い防疫でも伝染を抑えることができず、それでいて致死性の高い病原体が出現した場合、一番恐ろしいのは(自分が病気に罹ることは除いて)社会システムの維持ができなくなることではないでしょうか。

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2025.04.24

「パンデミックで人類滅亡」はあり得るか その2 (江頭教授)

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 前回の記事ではCOVID-19の前に存在したコロナウイルスによる伝染病、SARSについて紹介しました。2002年に中国から発生したSERSは32の国や地域に広がったのですが、その後の対策が功を奏して2003年7月には終息しています。

 つまりSERSのコロナウイルス、SARS-CoVは自然界から消滅してしまったのです。それに対してコロナ禍でのコロナウイルス、COVID-19は自然界に存在する人間の病原体の新たなメンバーとして定着してしまいました。私達はコロナ禍を「克服した」と思っていますが、実のところ負けたのは人類の方かも知れません。

 とはいえ、コロナ禍が始まった頃、例えば2019年の武漢でのCOVID-19と現在我々が共存せざるを得なくなっているコロナウイルスとはかなりの違いがあります。前回の記事にも書いたとおり今のCOVID-19は感染性こそ高くなっているものの、その致死性はかなり少なくなっている。なので今の私達は

コロナに罹ってもあまり気にしない

ですし

他の誰かが罹った場合でも、心配はしても「亡くなるかもしれない」などとはまず考えない

のです。

 今頃こんな話をしても説得力がないのを承知で言いますが、このような変化は以前から予想されていました。

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2025.04.23

「パンデミックで人類滅亡」はあり得るか その1 (江頭教授)

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 コロナ禍、COVID-19による新型感染症のパンデミックが始まったのは2019年、キャンパス閉鎖は2020年に入ってからだったので、もう5年も過ぎているのですね。今年入学した学生諸君は高校ではなく中学でコロナ禍を経験したという訳か。時の経つのは早いものです。

 さて、人間何にでも慣れてしまうもので今ではコロナに罹っても(いや、COVID-19による新型感染症と言うべきですね)あまり気にしません。他の誰かが罹った場合でも、心配はしても「亡くなるかもしれない」などとはまず考えないでしょう。コロナは普通の病気になって、皆コロナ禍が始まった当時の雰囲気を忘れてしまいがちです。

 とはいえ

あれが最後のパンデミックだとは思えない

というのも事実。ということで表題の様に「パンデミックで人類滅亡」はあり得るかについて考えてみたいと思います。

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2025.04.22

電球って必要かな?(江頭教授)

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 ずいぶん昔、テレビの海外ドキュメンタリーを見た記憶なので出典を明示できないのですが「いつまでも切れない電球がある」という話がありました。普通の電球は長い短いの違いはありますが、長くても数年の間にはフィラメントが切れてしまって新しいものに交換しなくてはなりません。最近の電球は製造方法が規格化されているせいか、切れるまでの持ち時間が驚くほど均一です。同時期に交換した電球が同じ時期に次々と切れたりします。しかし、古い時代に造られた電球の寿命は大きくばらついており、極端に切れやすい電球がある一方でいつまでも切れない電球がある。それも数年と言わず数十年単位で点灯し続けている、というのです。

 まあ、これがどの程度信頼できる話なのかはよく分かりませんが、よほど特別な電球で無い限り、電球の寿命はやはり長くて数年といったところです。電球の寿命は照明器具の寿命より短い。逆に言えばシステムとしての照明で一番耐久性に乏しい部分が電球、もっと限定的に言えば電球のフィラメントだといえるでしょう。電球は、その耐久性の弱い部分をモジュール化した部品であり、これが簡単に交換可能であることが照明を広く普及させるうえで大切だったことは想像に難くありません。電球が切れるたびに業者を呼んで修理を依頼する必要がある、となると照明の導入はひどくコストのかかるものになるでしょうからね。

 さて、以上の議論は電球が切れやすい、という前提で話が進んでいました、現在その前提は崩れているのではないか、というのが今回のポイントです。

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2025.04.21

再びNHK 藤子・F・不二雄SF短編ドラマ「定年退食」について(江頭教授)

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 たまたまレコーダーのハードディスクの中にNHKのドラマ版「定年退食」を見つけたので久々に見てみました。これ、2023年の4月ごろの放送なのでもう2年も前の作品なのですね。「定年退食」についてはそのときにこちらこちらの記事で触れています。その元になった漫画版についてはこちらの記事で紹介しました。

 ということで「定年退食」については大体言いたいことは言い尽くした感があるのですが、そこで思い出したのがそのときの記事に書いた以下の部分

ではこの「定年退食」の内容をChatGPTにまとめてもらいましょう。

「定年退食」は藤子・F・不二雄氏の描くハートウォーミングな漫画作品です。主人公は定年退職を迎えたサラリーマンで、突然訪れた時間の余裕に戸惑いながらも、家族との絆を再発見し、新たな人生の価値を見つけ出す物語です。退職後の日常を通じて、人生の第二章を楽しく生きる方法や家族との関係の大切さを伝える作品です。

いやいや、ちゃんと読んでくださいよ。「退職」じゃなくて「退食」ですよね。

おっと、これ以上はネタバレになりますね。いや、「定年退食」の「退食」は「退職」の誤記ではなくて重要な意味があるのですが、当時(2年前)のChatGPTにはその違いが理解できていなかった、と言いたいのです。では今のChatGPTはどうなのでしょうか?

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(後半には「定年退食」の内容についてのネタバレがあります。)

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2025.04.18

エーテルってなに?(江頭教授)

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 今回の記事は昨日のコナン・ドイル著「毒ガス帯」に対する書評に対する追加説明です。「毒ガス帯」は人類滅亡をテーマとして1913年に書かれた小説です。ではなぜ人類が滅亡するのか、小説のなかでの設定について先の記事で私は「地球全体が今までと違う状態にある宇宙の領域に入り込もうとしている」と紹介しました。でも実は本書の内容紹介での説明は

ある日地球の軌道上に突如としてエーテルの毒ガス帯が発生し...

となっているのです。この説明はあまり適切ではない。そう思って書き換えたのですが、その理由を説明したいと思います。

 まず、エーテルとは何でしょうか?いまこの質問をすれば十中八九、「含酸素有機化合物で...」という回答がくるのではないでしょうか。でも本書が1913年に書かれたことに注意してください。ここで「エーテル」と呼ばれているものは光の媒体となる存在として仮定されたものであって、有機化合物のエーテルの事ではないのです。当時、光が波動である、ということは確認されていたのですが波動がある以上はその媒体があるはずだ、と考えられていました。その媒体をエーテルと名付けたわけで普通の物質とは相当性質の異なるものであることは明かでした。

 この意味でのエーテルは目にも見えませんし匂いもしない。凝縮させて液体にすることもできません。物質との相互作用を突き詰めてゆくと次第に物質的な特性が曖昧になり、やがてエーテルという実態を考えるより空間そのものの性質と考える方が適切だと理解され、この意味でのエーテルという概念は放棄されるに至ったのでした。

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2025.04.17

書評「毒ガス帯」(江頭教授)

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 「コナン」というと昔は筋肉ムキムキの蛮族か異様に身体能力の高い少年のことだったのですが、最近は「見た目は子供、頭脳は大人」な探偵と言うことになっているのでしょうか。今回はその名前の元になったという作家、コナン・ドイルの小説「毒ガス帯」について紹介したいと思います。

 この作品のテーマはズバリ「人類滅亡」です。

 ある日天文観測データの異常から地球全体が今までと違う状態にある宇宙の領域に入り込もうとしていることに気がついた科学者。その状態変化は人間、いや全ての動物に対して致命的な影響を与えることが予想された。科学者はかつての冒険旅行の仲間達を呼び集め、変化の影響を緩和する酸素ガスによって十数時間の間、延命を計る。彼らの元に人類の最後の情報が次々ととどけられ、やがてその情報も途絶えた後、最後の酸素ガスボンベがそこをつくのだが...。

 というストーリー。この「冒険旅行」というのは同じくコナン・ドイルによる「失われた世界(ロストワールド)」で描かれた恐竜の生き残った秘境への冒険譚のこと。つまり、この「毒ガス帯」は「失われた世界」の続編なのです。

 なぜわざわざこの小説を紹介しようかと思ったのかですが、「人類滅亡」という事象について少し真面目に考えて見たいと思ったからです。

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2025.04.16

金星の温室効果(江頭教授)

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 「温室効果が問題だ!」と言う人がいますが、では温室効果がなかったら地球はどうなっていたのでしょうか。太陽から来る光のエネルギーで暖められた地球から輻射熱(いわゆる赤外線です)としてエネルギーが逃げる、と考えてエネルギーバランスから計算すると地球の温度は零下20℃程度。ものすごく寒くて多くの場所は人間が生活するのには不向きな場所となってしまうでしょう。地球が現在のように適度に温暖な状態にあるのは、実は大気中の二酸化炭素や水(水も温室効果ガスです)の温室効果のおかげなのです。


 ですから「温室効果」そのものが問題ではありません。温室効果の度合いが変化する(それも人間活動によって)ことが問題なのですね。


 さて、この温室効果、一体どの程度までの温度上昇を起こすのでしょうか。地球を実験台にすることはできませんが、他の惑星と比較することは可能です。水星、金星、地球、火星を比較すると太陽に近いほど温度が高いと考えられるのですが、実は金星の表面温度は400℃程度で水星よりも高温なのです。金星では強い温室効果が起こっているからです。


 金星の大気圧は90気圧程度。その大部分は二酸化炭素です。水も存在しますが400℃ともなればこの大気圧でも完全に蒸発して気体になっています。濃密な二酸化炭素の大気と液体にもどることのない水による温室効果で400℃となった世界、金星では人間はとても生きてゆくことはできないでしょう。


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2025.04.15

新学期の授業がスタートしました(江頭教授)

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 2025年度新学期の授業は4月14日、昨日(今週の月曜日)からスタートしました。

なるほど、授業は月曜日からスタートなんですね。新しい学期の始まりに相応しいですね。

と、思った方もおられるかとおもいますが、いえいえ、今年のカレンダーがたまたまそうなっていたということ。単なる偶然です。

 私はたまたま月曜日1限の授業を持っていたので早速学期初日の最初から授業をしてきました。「サステイナブル工学基礎」の授業。2年生対象。応用化学科の学生さんのみならず機械工学科、電気電子工学科の学生さんも一緒に参加する授業なので受講者は300人以上。教室も大人数を収容する必要があり、メディアホールというホールだけが独立した建物を使います。これは八王子キャンパスで2番目に大きな教室です。

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2025.04.14

新入生学部交流会のこと(江頭教授)

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 4月は新年度の始まり、ということでいろいろと新しい事を始める季節です。特に大学に入りたての新入生にとっては何もかも新しい事だらけの時期。大きな期待を胸に新鮮な驚きを感じながら日々を過ごしてもらいたいと思っています。

 しかし、その一方で新しい事、新しい環境には不安もつきものです。特に今までの友達と離れて新しい学校に入学した新入生諸君の不安は期待と同じように大きいものでしょう。

 そう考えてか、本学には「新入生学部交流会」という制度があります。これは4月の入学式早々に新入生が互いに、あるいは先輩たち、教員と交流できるイベントを行う、というものです。要するにイベントの機会を利用して早く友達を作ってください、という企画です。

 目的からして企画の内容は皆が集まってお食事会やお茶会というのが定番でしたが、残念ながらコロナ禍で食事はNGに。それどころか中止となった年もありましたが、最近は学部の全新入生がホールに集まっての開催、という形式に。食事はできないのでみんなでクイズ大会を実施。食費分が全て景品にまわったので中々豪華な景品ラインアップです。

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2025.04.11

GPA4はオール5のことです(江頭教授)

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 このブログを読んでいるあなたが高校生なら、いえ中学生でも、あるいは社会人でも、さらにはリタイアした高齢者の方であっても「オール5」という表現とその意味するところは分かってもらえるのではないでしょうか。

 成績の5段階評価で全てが最高値、つまりものすごく優秀、ということですね。

 さて、最近これに類する表現を聞く機会がありました。

彼女はGPA3.9なんですよ。

これはすごい。もう少しでGPA4じゃないか。

 とはいえ、この表現はどのくらいの人たちに通じるのでしょうか。高校生の方でも海外の大学への留学を考えているひとを除けばなじみのない表現では。私だってたまたま大学に籍を置いているのでGPAのことを知っているのであって、私の年代(60代)やそれ以上のひとにはやはり通じない表現だろうと思います。

 GPA(Grade Point Avereage)についてはこちらの記事でも紹介していますが、大学の S,A,B,C,D の評価を点数化し、学生が履修した全ての授業に対して平均を取ったものです。最高評価のSが4点相当なのでGPA4がオール5になるのですね。

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2025.04.10

新入生の学科ガイダンス(江頭教授)

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 今は新年度のスタートでまさに新入生の活動が目白押し。今回は昨日4月9日に行った新入生向けの学科ガイダンスの様子を紹介しましょう。

 学科ガイダンスは応用化学科の約80名の新入生と我々教員約10名が参加します。授業を受けるためのガイダンスや大学での生活上の注意といった工学部全体のガイダンスにつづく内容に加えて、我々応用化学科の教員全員による自己紹介なども。

 アドバイザー教員(入学から卒業研究のための研究室に配属されるまでの間、学生各自の相談役になる教員のことです)との顔合わせもこの学科ガイダンスの時。さらに授業を受ける教室の場所を確認するために学内を回るちょっとしたツアーも実施。ツアーの途中では片柳研究棟をバックに恒例の写真撮影も実施しました。

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2025.04.09

都立小松川高等学校での出張実験(西尾教授)

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 都立小松川高等学校の藤田陽子先生(化学の先生)から,一昨年に続き化学実験講習会の依頼を頂きました.今回は,2025年2月8日に学生3人と訪問して「Al板への虹色めっきで、カラフルなモルフォプレートを作製しよう」と題した実験を行いました.私が小松川高校でこの実験を行うのは5回目となりましたが,化学部と生物部の参加者が,非常に積極的に実験に取り組んで楽しんでいました.今回は実験装置を2セットから3セットに増やし,それぞれの場所で大学生が指導することで,これまで課題だった時間不足を解消して効率良く進めることができました.
 実験室からふと窓の外を見ると,校庭の先にスカイツリーが.この景色に感嘆していたところ,藤田先生と学生がスカイツリーの作品も作ってくれました.
 当時の様子は,小松川高校の以下のサイトでご覧いただけます.
https://www.metro.ed.jp/komatsugawa-h/news/2025/02/2_8.html

実験の様子を撮影させていただきましたので,ここでも紹介します.後日,参加者のアンケート結果を頂きました.多くの貴重なコメントの一部とキーワードの強度の図も紹介します.

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2025.04.08

新入生学部ガイダンスとプレイスメントテスト(江頭教授)

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 このブログで新入生の話題を書くのももう三回連続となっています。先週の金曜日の記事は前日(4月3日の木曜日)に行われた「新入生へのノートPCの引き渡し」について。この日(木曜日)にはIT講習会も行われました。これが学生諸君の八王子キャンパス初登校でした。

 昨日の記事は入学式について。もっとも入学式自体は先週の金曜日実施で、場所は蒲田キャンパスだったのですが。

 さて、三回目の今日の記事でご紹介するのは新入生向けの学部ガイダンスです。

 小学校から中学、高校と進学してきた新入生諸君、学校についての経験値は豊富ですから大学生活でも何も困ることはない。まあ、それはその通りです。大学からいきなり学校に入る人を想像してみれば高校までの経験の大切さは容易に想像できますからね。

 でも、大学には高校までと違う部分がある。ということで大学に入って卒業するまでに必要な情報のうち、大学の1年目の前期の授業を受け始めるに当たって最小限必要な情報を伝えるためのガイダンスが必要です。

 そこで昨日(月曜日)には工学部としてのガイダンスが行われました。 場所は再び八王キャンパスにもどって、キャンパスで2番目に大きな教室、500名弱が入れるメディアホールでの実施となりました。下の写真がそのホールです。

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2025.04.07

2025年度の入学式(江頭教授)

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本年度の東京工科大学の入学式は4月4日(先週の金曜日)にが行われました。

 入学式の会場は本学の蒲田キャンパスの地下アリーナです。入学式も卒業式のときと同様、大学のすべての学部の新入生が一同に会して行われました。

 本学は、デザイン学部、医療保健学部の新入生は蒲田キャンパスに、メディア学部、コンピュータサイエンス学部、応用生物学部、そしてわれわれ工学部の学生は八王子キャンパスに通うのですが、この入学式と卒業式のときばかりは全学部が一同に会するのです。本学では「入学式は蒲田」「卒業式は八王子」と二つのキャンパスで実施されることになっているので、本学の学生はどちらのキャンパスも一度は訪れる、ということになります。これは本学の創設者、故片柳鴻氏のたっての願いだそうですが、これは今年も実現しているのです。

 入学式は本学の理事長の挨拶からはじまりました。この入学式の様子は動画で配信されています。興味のある方は以下の図をクリックしてみてください。

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2025.04.04

新入生がやってきた!(江頭教授)

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 4月に入ってとうとう2025年度が始まりました。さっそく新入生を迎えて入学式を、っとその前に本学では新入生が大学にくる別のイベントがあるのです。それが「ノートPCガイダンス」。今年は昨日、2025年4月3日に行いました。

 新入生諸君にとってはこれが初登校。大学キャンパスに来て学生証を受け取り、大学のITシステムを利用するためのIDを通知されます。新入生諸君にとってはこれが一番印象に残るイベントだと思いますが、私達教員の側からみたこの日の一番のイベントは「ノートPCガイダンス」ですね。

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 本学では授業に際してノートPCは必須。でもまだノートPCを持っていない人も多数。ということで大学が推奨するノートPCを選定しておき入学に際してまだPCを持っていない人からまとめて注文をとって一括で購入しています。おっと、正確には大学が直接購入の手配をするのではなくて本学キャンパス内に店舗をもっている有隣堂さんに依頼しています。

 さて、何をするにもPCがないと始まらない、ということで4月3日、学生証をもらった学生さん達はそのあしで新規購入した推奨ノートPCを受け取ります。引き続きセットアップのガイダンスを行う、というスケジュールです。

 

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2025.04.03

「偏差値100」はどのぐらい凄いのか(江頭教授)

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 昨日のブログでは偏差値について

偏差値の点数が100点満点の試験の点数とよく似ていて、試験の点数のメタファーとなっている

割には

平均の位置という点で明らかに異なっている。

という点が問題ではないか、と述べました。

 今日のお題はその続きで、試験の点数と偏差値とで分布がどのくらいずれているのか、もっと単純に言うと試験で100点をとるのと偏差値100を取るのはどのくらい難しさが異なるのか、というお話です。

 「きちんと勉強していれば試験で100点が取れるはずだ!」という意見はともかく、試験で100点をとることはまあ、不可能ではないでしょう。では偏差値100はどうか?

 成績の分布が正規分布になっていると考えると偏差値60以上は約16%ほど。偏差値70になると2.3%ぐらいです。

 偏差値80はどうでしょうか。上位0.13%で、700~800人に1人、という計算になります。これが偏差値100になると350万人に1人、という確率に。これはなかなか達成できないのではないでしょうか。日本の受験生の総人数が100万人程度という実情を考えると偏差値100の成績優秀者は数年に一度の逸材。目指すとか目指さないとかのお話ではないでしょう。

 こうしてみると「100点を取るように頑張りましょう」というのは励ましのメッセージですが、「偏差値100を目指して頑張ろう」は単なるイヤミになってしまいます。

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2025.04.02

偏差値ってどうよ?(江頭教授)

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 いえ、「人の価値は偏差値なんかじゃ計れない!」とか、そんな事を言いたいわけではありません。

 試験の点数など、全体のなかで自分がどのぐらいの位置にあるのか、単純に点数だけでは分からない。それはその通りです。例えばテストで70点をとったとしましょう。そのときの試験はひどく難しくて他の人がほとんど70点以下だった、というなら相対的に非常に良い点だった、ということになります。一方でほとんどの人が100点をとれる簡単な問題ばかりの試験だったとしたら70点は悪い成績ということになります。なるほど点数だけでは情報が不足している、試験の難しさを補正した指標が欲しい。これは納得できます。

 そこで、偏差値というものが使われているのだと思うのですが、偏差値の定義では「平均が50」で「標準偏差が10」になる様な補正が行われています。これってどうなんでしょう?というのが今回のお題です。

 まず、理系の人間として言わせてもらうと、50とか10とかが気に入らない。「平均が0」で「標準偏差が1」が適切ではないでしょうか。「0以上なら平均以上」「0以下なら平均以下」きわめてシンプルです。「正規分布なら-1~1の間に68%が入る」などすぐに理解できます。今使われている偏差値も理系の人は「偏差値30ってことは平均より下2σか、こりゃなかなかだぞ」という風に頭の中で変換しているのでは。


 「偏差値2か、凄いじゃないか!」とかいわれてもピンとこないとか、「あなたの偏差値はマイナスです」と言われると立ち直れない気がする、というのもわかります。実際、現在の偏差値の定義では、ほとんどの人の偏差値は30から70に収まることになるので、なんとなく100点満点のテストの点の様な数字になります。でも、というか、だからこそ私には良くない様に思えます。だって、テストで平均点が50点って低すぎじゃありませんか?70点以上とれるひとが2.3%(50人学級で1人くらい)というのもかなり極端なように思えます。

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2025.04.01

今日から新学期(江頭教授)

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 桜の花が開花するこの美しい季節、なのですが生憎本日(2025/04/01)の天気は雨。でも新学期がはじまるのですから皆さんの心は晴れ晴れとしていることでしょう。

 では我々応用化学科の教員にとって今日という日は……いや、あんまり特別感は無いかなあ。新入生のための入学式は4月4日の金曜日の予定(もっとも新入生はその前に「ノートPCセットアップガイダンス」で本学キャンパスに初デビューとなります)。そして在学生の授業開始は4月14日ともう少し先になります。

 とはいえ新年度の始まりはいろいろなことが新しくなる境目でもあります。そこで教員達皆が集まってすることと言えば、会議!

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