都立小松川高等学校での出張実験(西尾教授)
| 固定リンク 投稿者: tut_staff
都立小松川高等学校の藤田陽子先生(化学の先生)から,一昨年に続き化学実験講習会の依頼を頂きました.今回は,2025年2月8日に学生3人と訪問して「Al板への虹色めっきで、カラフルなモルフォプレートを作製しよう」と題した実験を行いました.私が小松川高校でこの実験を行うのは5回目となりましたが,化学部と生物部の参加者が,非常に積極的に実験に取り組んで楽しんでいました.今回は実験装置を2セットから3セットに増やし,それぞれの場所で大学生が指導することで,これまで課題だった時間不足を解消して効率良く進めることができました.
実験室からふと窓の外を見ると,校庭の先にスカイツリーが.この景色に感嘆していたところ,藤田先生と学生がスカイツリーの作品も作ってくれました.
当時の様子は,小松川高校の以下のサイトでご覧いただけます.
https://www.metro.ed.jp/komatsugawa-h/news/2025/02/2_8.html
実験の様子を撮影させていただきましたので,ここでも紹介します.後日,参加者のアンケート結果を頂きました.多くの貴重なコメントの一部とキーワードの強度の図も紹介します.
- 板を液から引き上げる時間を変えて、自分の出したい色を調整するなどできて楽しかったです。
- アルミニウムの板をカラフルに着色するという作業を通して、アルマイトというものが身近で親しみやすいものになりました。
- アルマイトの授業は覚えていて、この仕組みを思いつく人間はすごいなと思っていました。実際に体験することでメッキを身近に感じられるようになり楽しかったです。
- 学生さんが丁寧に教えて下さりわかりやすかったです。アルミサッシにもメッキが使われていることを初めて知りました。身近な例を挙げ興味がそそられました。
- とても楽しかった。実験して終わりじゃなくて、しっかりした説明があるのも良かった。