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新しい教職員証は色違い、ではないのです(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 自分の持っている教職員証に「有効期限」が記入されているということに気が付いたのは、実は新しい教職員証が配られることを聞いたときでした。本学に入職してすでに10年以上。有効期限切れもやむ得ない話ですね。

 で、新しい教職員証をもらったのですが、今度の教職員証は色違いで紫色なのか……いや、ちょっと待てよ。

 思い出したのですが、私は以前、教職員証をパスケースに入れて首にかけていました。最初はソフトビニール製のパスケースを使っていたのです。ところが、風が強い日に煽られて教職員証をなくす、という信じられないようなトラブル(幸い、教職員証はすぐに教務課にとどいていました)に見舞われて、ハードなプラスチック製のパスケースに変更しました。

 その後、問題なく使っていたのですが首にかけているパスケースを何となく外す様になって研究室内に置き忘れる、というトラブルに。何回かそんなことが続くので、今度は定期入れにいれて胸ポケットに入れて持ち歩くようになりました。

 そのとき久々にパスケースから教職員証を引き出してみたところ、透明でないパーツで隠れている部分だけ色が違っていたのです。

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 パスケースの透明な部品の部分にだけ光が当たるので、そこだけ色素が分解して色が変わってしまった、つまり色があせてしまったのでしょう。そのとき、こんなに色が変わるのかと驚いたことを覚えています。

 さて、元の色がどんな色だったのか。今となっては、はっきりは思い出せないのですが、たぶん紫色だったような。だとすると新しい教職員証と同じ色だったのでは。

 教職員証の紫色がもし青い染料と赤い染料の混合で発色されていたとすると、経時変化で赤い染料だけが分解して脱色してしまえば青い色になるでしょう。二つの染料で強度、というか耐久性に大きな差があるなら赤い染料の色が完全に消えたところで均一な青になる、というのも理解できます。

 しかし、本当にそんな理由でこんなにきれいな色違いになるのでしょうか。結果はもう10年待つしかないのか。意図的に日光に当てれば変化を速められるかも。いや、学生実験室からブラックライトを借りてきて紫外線で……って、そこまでこだわる話でもないですね。

江頭 靖幸

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