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まったく最近のAIときたら(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 前回の記事では分子の熱運動の速度と拡散による移動の速度に大きな違いがあることを説明しました。熱運動の速度は直進している間のスピードを示していますが、分子は互いに衝突することで直進できる距離は限られている。より大きなスケールでの移動を考える場合には「紆余曲折」した上での移動距離を考えないといけないのです。短い距離で激しく衝突を繰りかえして方向がどんどん変わる、そんな分子の運動を表現するのが「ランダムウォーク」です。ランダムに方向が変わる運動という意味ですね。

 と、まあ、こんな事を考えながら今回の記事を書こうとしていたんですよね。そこで「ランダムウォーク」のシミュレーションをプログラムで作ってみようか、とふと思いつきました。そうか、こういうことはAIにやらせると良いかも。

 そう思ってAI(MicrosoftのCopilotです)に

モンテカルロ法によるシミュレーションをPythonで作成してください。

と入力したのです。するといきなり下図の様な出力が。

Photo_20250916080101

 Pythonのコードが出力されて自分で動かさないと、と思っていたのです。でも、AIが自分でプログラムの実行までしてくれるのですね。いや、しかし細かい条件は……

 あ、以下に概要の説明がありました。

シミュレーションの概要
粒子数:10,000個
ステップ数:100ステップ
モデル:各ステップで粒子は +1 または -1 の方向にランダムに移動
分布:最終ステップでの位置を集計し、確率分布として表示

うーん、ほとんど自分が作りたかったものがそのまま出てきた感じです。粒子数の設定が絶妙なのでしょう、うまい感じに理論線からのズレがあるところも良いですね。

 

江頭 靖幸

 

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