大学の「ご近所付き合い」(江頭教授)
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これは私個人の子供の頃の話なのですが、父親が転勤の多い業種の人間だったせいで子供時代にあちこちに引っ越しをしました。その引っ越し先のなかに名古屋もあったのですが、その時に住んでいたのが地下鉄東山線の本山駅という駅の近くでした。駅から階段で地上に上り、駅の外にでて右に進むと当時の私の家。で、左に曲がって坂を登ると、じつは名古屋大学のキャンパスがあったのです。
小学生だった当時の私は、そんなに近くに大学があることはまったく気にしていませんでした。一度だけ母と大学キャンパスのそばを通ったときに、これが大学のキャンパスなのだ、と教えてもらったことがあった様な。後々、名古屋大学で開催された学会に参加したとき、子供時代に記憶していた風景がそれなりに残っていたのをみてなつかしく感じたりしたものです。もっとも、今ではその風景どれだけ残っていることやら。いや、それ以前に名古屋大学のキャンパスにはすでに別の地下鉄の駅、その名も「名古屋大学駅」が出来ています。
とまあ、名古屋大学の近隣住民(というほど近くもない)だった私には、小学生くらい、という年齢のせいか大学の存在は別に大した意味を持ちませんでした。でも、もし今、私の住んでいた家の辺りに高校生くらいの学生さんが住んでいたら「歩いて行ける距離に名古屋大学がある」というのはそれなりに意識できるメリットかもしれません。以前から行われている学園祭をはじめとして、最近では、オープンキャンパスなど高校生向けのイベントもいろいろありますからね。
さて、一市民としての大学との「ご近所付き合い」は学園祭(本学なら紅華祭ですね)やオープンキャンパスだけではありません。
「ご近所限定」という訳ではありませんが、高校のスポーツの大会など、大学の施設を利用して各種イベントが実施されることもあります。その延長として大学を利用した八王子市の実施する「科学教室」なども。これは八王子市との「ご近所付き合い」というべきでしょうか。
また、八王子市にある大学が集まった「大学コンソーシアム」による「いちょう塾」という取り組みもあります。これは本学の(というかコンソーシアムメンバーの他の大学もですが)一部の授業を一般の方に開放するという試み。八王子市民限定ではありませんが、やはり近くに住んでいる方は利用し易いのでは。
そうそう、「ご近所付き合い」と言えば近隣の企業を含んだ交流もあります。これは「産官学連携による八王子近隣地域交流会」というもの。これはちょうど本日(2025/10/14)開催予定なので、その詳細は内容についての報告がてら次回の記事で紹介しましょう。
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